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助六寿司の由来歴史 発祥のお店は蛇の目鮨本店

日本の伝統的な食文化の一つである「お寿司」。その中でも、稲荷寿司と巻き寿司の詰め合わせである「助六(すけろく)寿司」は、ユニークな名前。

なぜ、助六(すけろく)寿司と呼ぶのか?この記事では、その名前の由来、歴史、発祥地、そして助六寿司と深い関わりを持つ「蛇の目鮨本店」について詳しく解説します。

助六寿司の読み方とその由来

助六寿司(すけろくずし)は、稲荷寿司と巻き寿司の詰め合わせたもの。その名前の由来は、江戸時代の有名な歌舞伎演目「助六由縁江戸桜」から来ています。

主人公の名前が「助六」で、その愛人が吉原の花魁「揚巻(あげまき)」でした。この「揚」が油揚げの「いなり寿司」、「巻き」が海苔で巻いた「巻き寿司」になぞらえられ、この二つを詰め合わせたものを「助六寿司」と呼ぶようになったのです。

助六寿司の歴史と発祥

助六寿司の起源は、江戸時代中期からと言われています。

明治時代には、熱田の芝居小屋で助六の公演が行われた際、後援者の一人が夏場に腐らないようにと、いなり寿司と海苔巻きを役者に差し入れしたというエピソードがあります。その役者が「揚げと巻きで、こりゃ助六だな」と洒落を言ったことから、その名が広まったとされています。

助六寿司発祥の店 蛇の目鮨本店

助六寿司の発祥の地として知られるのが、新富町駅から徒歩2分ほどの場所にある「蛇の目鮨本店」です。(2021年9月閉店)

1865年に創業されたこの寿司店は、様々な逸話の残る場所で、西郷隆盛・勝海舟に出前をしたという歴史も持っています。

まとめ

助六寿司は、その名前の由来から発祥の地まで、日本の歴史と文化が深く結びついた食べ物です。

「助六寿司」という名前は歌舞伎の主人公とその愛人から来ており、その発祥は江戸時代中期にさかのぼります。

その伝統を今日まで受け継いでいるのが、新富町にある「蛇の目鮨本店」です。

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