2026年3月開催のWBCに向け、侍ジャパンは菅野智之を代表メンバーに選出しました。
四球を抑える制球力、球種と配球の引き出し、そして試合を崩さないゲームメイク力は短期決戦でこそ武器です。
本記事ではNPB通算成績、沢村賞・MVP・投手三冠などの受賞歴、WBC2017の経験、さらにMLBでの評価までを整理し、数字と事実で「なぜ頼れるのか」を分かりやすく解説します。
菅野智之がWBC2026で“頼れる理由”はこの3つ
菅野智之が短期決戦のWBCで計算できる投手と見られる理由は、数字と実戦の両面から説明できます。
ここでは制球力、球種と配球、ゲームメイク力の3点に絞って整理します。
①制球力で四球を減らし、試合を壊さない
菅野の最大の強みは、ストライクを安定して先行できる制球力です。
NPB公式の通算投手成績では、奪三振1585に対して与四球347で、四球が少ない部類に入ります。
この数字はK/BBにすると約4.6で、相手に「無料の走者」を与えにくいことを示します。
2024年はセ・リーグで無四球試合が3度と最多で、ゾーン内で勝負できる状態を結果でも示しました。
四球を抑えられる投手は、単打や失策が重なっても大量失点につながりにくいです。
②球種の出し入れと配球で、相手の狙いを外す
菅野は球速だけで押すタイプではなく、球種の幅と出し入れで打者の狙いを外します。
MLB公式の解説では、フォーシーム、シンカー、カッター、スライダー、カーブ、スプリットの6球種を投げ分ける投手だと紹介されています。
同じ解説で、空振りを取りやすい決め球としてスプリットが挙げられています。
さらに左打者にはスライダー、右打者にはカッターを軸に組み立てる傾向が説明されています。
短期決戦では対戦が一度きりになりやすく、球種を散らして的を絞らせない投球は強みになります。
③短期決戦向きの「ゲームメイク力」がある
国際大会では完封よりも、先発が試合を壊さず継投に渡すことが重要になります。
NPB公式の通算成績で完投42、完封勝22を記録しており、長い回を投げ切る能力を積み上げてきました。
長い回を投げるためには、球数管理と状況判断を含む総合的な投球術が欠かせません。
WBC2017の準決勝では先発として「ストライク先行で行けた」と本人が振り返っており、大舞台でも手順を崩しにくいことがうかがえます。
こうした再現性は、投球内容のブレを抑えたい短期決戦で特に価値が高いです。
菅野智之はWBC2026代表に選ばれた
代表発表の概要(いつ・どんな位置づけで選出?)
菅野智之は「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」の侍ジャパン出場予定選手として選出されています。
侍ジャパン公式発表では、2026年1月16日に井端弘和監督が取材対応の中で追加選出11選手を公表し、その中に菅野の名前が含まれました。
同発表では、この時点で30選手中19選手が決まった旨も伝えられています。
その後の2026年1月26日の発表で、出場予定選手29名が決定したことが告知され、菅野は背番号19の投手として掲載されています。
また同発表では、最終の公式選手ロースターは日本時間2026年2月6日にWorld Baseball Classic, Inc.から発表予定であるとされています。
想定される役割:先発/第2先発/大事な試合の安定枠
井端監督は2026年1月16日の発表内で、菅野について「試合を作れる投手なのは間違いない」とコメントしています。
同じコメントで、MLBでもコンビネーションで抑えている点に触れたうえで、先発の仕事を全うしてくれると思うと期待を示しています。
この発言からは、菅野はまず先発で試合を安定させる役割を期待されていることが読み取れます。
一方でWBCは球数制限と登板間隔のルールがあるため、実戦では第2先発としてつなぐ起用や、重要試合の安定枠としての起用も現実的な選択肢になります。
WBCの短期決戦で求められる投手像(イニング・継投・球数)
WBC2026では、投手の球数制限がラウンドごとに設定されています。
MLB公式の大会案内では、1次ラウンドは1試合65球、準々決勝は80球、決勝ラウンドは95球が上限と説明されています。
同案内では、1試合で50球以上投げた投手は最低4日間の休養が必要で、30球以上なら1日休養が必要とされています。
さらに連投した投手は、翌日に登板できず休養が必要とされています。
この条件下では、先発は長いイニングを投げ切るよりも、限られた球数で失点を抑えて継投に渡す役割がより重要になります。
そのため、四球を減らして球数を抑えやすく、試合を壊さない投手が短期決戦で価値を持ちやすいです。
NPB通算成績で見る“エースの証明”
通算数字(勝利・防御率・投球回・奪三振)
NPB公式の通算投手成績は、276登板で136勝74敗、防御率2.43です。
通算投球回は1857回で、奪三振は1585です。
完投は通算42、完封勝は通算22で、試合を長く支配してきた積み上げが見えます。
通算与四球は347で、奪三振/与四球(K/BB)は約4.57になります。
通算被安打は1568で、WHIPは約1.03(被安打+与四球を投球回で割った目安)です。
防御率だけで見ない:投球回・完投/完封・K/BB・WHIPの考え方
防御率は失点を防ぐ力を示しますが、短期的な運や守備の影響も受けます。
投球回は先発としての稼働量を表し、チームの継投設計に直結します。
完投や完封は、内容が良い日の“締め切り能力”を示す指標として参考になります。
K/BBは三振で抑える力と四球を出さない力を同時に見られるため、再現性の目安になります。
WHIPは走者をどれだけ出さないかの尺度で、試合を荒らさない投手ほど数値が小さくなります。
ピークの証拠:年度別ハイライトで「支配した年」を確認
2017:防御率1点台でリーグを支配
2017年は25登板で17勝5敗、防御率1.59でした。
2017年はセ・リーグの最優秀防御率と最多勝利のタイトルに名前が残っています。
2017年は187回1/3を投げ、6完投4完封で“先発の仕事量”でも突き抜けました。
2018:投手三冠(最優秀防御率・最多勝・最多奪三振)
2018年は28登板で15勝8敗、防御率2.14でした。
2018年は投球回202回、奪三振200、10完投8完封で、支配力を数字で示しました。
NPBのセ・リーグ表彰では、最優秀防御率投手賞、最多勝利投手賞、最多三振奪取投手賞の受賞が確認できます。
2020:連勝&MVPで示した圧倒的安定感
2020年は20登板で14勝2敗、防御率1.97でした。
NPBの年度別成績では、2020年の最多勝利と最高勝率が菅野の成績として掲載されています。
2020年は137回1/3で四球25と球数を抑えやすい内容で、継投前提の環境でも強さを出しました。
2024:復活を印象づけた成績と評価
2024年は24登板で15勝3敗、防御率1.67でした。
NPBの2024年セ・リーグ投手成績(規定投球回以上)でも、菅野の防御率1.67と投球回156回2/3が確認できます。
NPBの2024年セ・リーグ投手リーダーズでは、勝利15がリーグ1位として掲載されています。
同じリーダーズでは、無四球試合3がリーグ1位として掲載されています。
“安定感”の正体:長いイニングでブルペンを守る価値
短期決戦でもシーズンでも、先発が早い回で崩れると継投が前倒しになり、後半の勝率が落ちやすくなります。
菅野は通算で完投42と完封勝22を積み上げており、ブルペンの消耗を抑える投球を実績として残しています。
四球が少ない投手は球数が増えにくく、限られた球数で回を進めやすい点でも価値があります。
この「試合を壊さずに回を食う力」が、国際大会でも計算しやすい理由になります。
沢村賞が示す価値:先発投手の最高評価
沢村賞の評価ポイント(完投型・総合力が問われる理由)
沢村賞は、シーズンで最も優れた先発完投型の本格派投手に贈られる賞です。
NPBの発表では、選考の参考となる「対象基準」の7項目が示されています。
対象基準の目安は15勝以上です。
対象基準の目安は奪三振150以上です。
対象基準の目安は完投10以上です。
対象基準の目安は防御率2.50以下です。
対象基準の目安は投球回200イニング以上です。
対象基準の目安は登板25以上です。
対象基準の目安は勝率6割以上です。
この7項目は「抑える力」だけでなく「長い回を投げ切る力」まで同時に求めるため、先発としての総合力が浮き彫りになります。
菅野は沢村賞を複数回受賞=「先発の完成度」の証明
菅野智之は2017年に沢村賞を初受賞しています。
NPBの発表では、2017年の受賞は選考委員会で決定したことが明記されています。
さらに2018年も沢村賞を受賞し、2年連続2度目と発表されています。
2年続けて「先発完投型」の最高評価を得た事実は、単年の好調ではなく、投球の再現性と完成度が高いことを示します。
沢村賞級が国際大会で強い理由(球種より“再現性”)
国際大会ではボールやストライクゾーンの違いがあり、普段通りにいかない場面が起きやすいです。
その中で重要になるのは、球種の派手さよりも、狙ったコースに投げ切れる再現性と、失点を最小化する組み立てです。
沢村賞の対象基準は、勝利や防御率だけでなく、投球回や完投といった「試合を作る力」も含めて評価します。
この評価軸で実績を積んできた投手は、短期決戦でも「大崩れしない先発」として計算しやすくなります。
個人タイトル・受賞歴で分かる“投票で選ばれた凄さ”
MVP(最優秀選手)受賞:リーグで最も価値が高い投手だった証拠
MVPは記者投票で「その年に最も価値が高かった選手」として選ばれる賞です。
NPBの投票要領では、1位に5点、2位に3点、3位に1点を与える方式が示されています。
菅野智之はセ・リーグのMVPを2014年に初受賞しています。
2014年のMVP投票では、菅野が201票の1位票を集めて1115点でトップでした。
菅野智之はセ・リーグのMVPを2020年に6年ぶり2度目として受賞しています。
2020年のMVP投票では、菅野が261票の1位票を集めて1438点でトップでした。
菅野智之はセ・リーグのMVPを2024年に4年ぶり3度目として受賞しています。
2024年のMVP投票では、菅野が253票の1位票を集めて1357点でトップでした。
投手がリーグMVPを複数回獲るには、失点を抑える力だけでなく、勝利への直接的な貢献が強く求められます。
投手タイトル:最優秀防御率・最多勝・最多奪三振の意味
最優秀防御率投手賞は、規定投球回を満たしたうえで最も失点を抑えた投手を示すタイトルです。
菅野は2014年に防御率2.33で最優秀防御率投手賞を受賞しています。
菅野は2016年に防御率2.01で最優秀防御率投手賞を受賞しています。
菅野は2017年に防御率1.59で最優秀防御率投手賞を受賞しています。
菅野は2018年に防御率2.14で最優秀防御率投手賞を受賞しています。
最多勝利投手賞は、勝利数でリーグ最多になった投手に与えられるタイトルです。
菅野は2017年に17勝で最多勝利投手賞を受賞しています。
菅野は2018年に15勝で最多勝利投手賞を受賞しており、この年は同数の勝利で受賞者が並んでいます。
菅野は2020年に14勝で最多勝利投手賞を受賞しています。
菅野は2024年に15勝で最多勝利投手賞を受賞しています。
最多三振奪取投手賞は、奪三振数でリーグ最多になった投手に与えられるタイトルです。
菅野は2016年に189奪三振で最多三振奪取投手賞を受賞しています。
菅野は2018年に200奪三振で最多三振奪取投手賞を受賞しています。
投手三冠はなぜ難しい?(運ではなく総合力が要る)
投手三冠は、最優秀防御率と最多勝利と最多奪三振を同一シーズンにそろえることを指します。
菅野は2018年に最優秀防御率投手賞と最多勝利投手賞と最多三振奪取投手賞を同時に受賞しています。
勝利数は味方の得点や救援投手の出来にも左右されるため、個人の支配力だけでは取り切れない側面があります。
防御率と奪三振は投球内容の質が強く問われるため、これらを高水準でそろえるには総合力が必要です。
つまり三冠級のシーズンは、抑える力と勝たせる力が同時に噛み合った証明になります。
ベストナイン/ゴールデン・グラブ:総合力・守備貢献の裏付け
ベストナインは、各ポジションでその年に最も優れた選手を記者投票で選ぶ表彰です。
菅野はベストナインの投手部門を2014年に初受賞しています。
菅野はベストナインの投手部門を2017年に2度目として受賞しています。
菅野はベストナインの投手部門を2018年に3度目として受賞しています。
菅野はベストナインの投手部門を2020年に4度目として受賞しています。
菅野はベストナインの投手部門を2024年に5度目として受賞しています。
ゴールデン・グラブ賞は守備での貢献が評価される賞で、投手も守備者として投票対象になります。
NPBの受賞選手一覧では、菅野は2016年に投手部門で初受賞しています。
NPBの受賞選手一覧では、菅野は2024年に投手部門で4年ぶり5度目の受賞とされています。
投手の守備評価には、バント処理、牽制、打球反応、ベースカバーなどの積み重ねが含まれます。
投球だけでなく守備面でも繰り返し選ばれている点は、総合力の裏付けになります。
「何がすごい?」を分解:菅野智之の投球術
球種と“見せ球”:直球×変化球のコンビネーション
菅野智之は複数球種を同じようにストライクゾーンへ運べる投手です。
MLB公式の解説では、フォーシーム、シンカー、カッター、スライダー、カーブ、スプリットの6球種を投げ分けると整理されています。
同じ解説では、最も空振りを取りやすい球としてスプリットが挙げられています。
MLB公式のStatcast(Baseball Savant)の2025年データでも、スプリットとスイーパーを軸にしながら6球種を投げている比率が表示されています。
速球系でストライクを先行しつつ、決め球で空振りか弱い打球を引き出せる形が作れるのが強みです。
コントロール:四隅に投げ分ける再現性(同じ腕の振り)
菅野の評価軸として繰り返し出てくるのがコマンドの良さです。
MLB公式の記事では、菅野は多彩な球種に加えてコマンドが優れていると説明されています。
Statcast(Baseball Savant)の2025年成績欄でも、四球率にあたるBB%が5.3%と表示されています。
四球が少ない投手は投球数が増えにくく、短い回数制限の中でも回を進めやすいです。
配球と修正力:1巡目→2巡目→3巡目で“組み立て”を変える
対戦が進むほど打者は情報を集めるため、同じ攻めを続けると対応されやすくなります。
菅野は球種の幅があるため、同じカウントでも別の球で答えを変えられます。
MLB公式の解説では、左打者にはスライダーを多めに使い、右打者にはカッターを軸にする傾向が紹介されています。
この左右での使い分けがあると、相手打線の並びに合わせた配球プランを作りやすいです。
ピンチ管理:失点を最小化する考え方(ゴロ・三振・四球回避)
短期決戦では1点の重みが増えるため、ピンチでの失点最小化が重要です。
菅野は四球で崩れる展開を避けやすく、守備につながる打球を出させて切り抜ける形を作れます。
MLB公式の記事では、フォーシームの平均球速が約92マイル前後でも多彩さと制球で勝負できる投手として説明されています。
球威だけに依存しない設計は、国際大会でも状態の波を小さくしやすいです。
WBC2017の菅野智之:国際舞台で得た経験値
WBC2017での役割(先発)と、求められたミッション
菅野智之はWBC2017の準決勝でアメリカ戦に先発しました。
試合は日本が1対2で敗れましたが、菅野は6回を投げて3安打1失点で試合を崩しませんでした。
失点は味方の失策が絡んだ自責点0の1点で、奪三振6と与四球1を記録しました。
短期決戦の準決勝で「僅差のまま継投につなぐ」という先発のミッションを、内容で果たした登板でした。
雨の影響があるコンディションでも投球が大きく乱れなかった点は、国際舞台での再現性の高さを示します。
国際大会特有の要素:WBC球・ゾーン・相手打線の特徴
WBCでは大会ルールにより投球数の扱いがシーズンとは変わり、1試合で投げられる球数を意識した運用が前提になります。
実際に同試合のMLB公式レポートでは、アメリカ先発のロアークが投球数制限(50球)を理由に4回で降板したことが書かれています。
またWBCは公式試合球の仕様が話題になりやすく、ローリングスは2017年大会の公式球サプライヤーである旨を案内しています。
ストライク判定の傾向は審判や大会環境で体感が変わることがあり、初回からストライクを取りにいける投手ほど試合運びが安定しやすいです。
相手がメジャーリーガー中心の打線であっても、四球を減らしながらコースで勝負できるかどうかが、短期決戦の難所では大きな差になります。
2017→2026で何が変わった?(投球術・経験・引き出し)
2017年当時の菅野は国際大会の経験値を積み上げている段階でした。
一方でMLB公式の2026年の記事では、菅野が巨人での12年のキャリアでセ・リーグMVP3回と沢村賞2回を獲得してきたことが紹介されています。
同記事では、菅野が2025年にオリオールズで30先発し157回を投げたことも触れられており、世界最高峰の打者と対戦する経験が上積みになっていることが分かります。
WBC2017で得た「大舞台での手順」と、MLBで得た「打者の強さを前提にした配球の精度」が重なることで、2026年はより現実的に勝ち筋を作れる投手になっています。
メジャー成績・評価:世界基準で見た強みと課題
MLBで評価されやすい点:制球・多彩さ・試合運び
菅野智之は2025年にオリオールズで30先発し、157回を投げてローテーションを支えました。
MLB公式記事では、2025年の成績が10勝10敗、防御率4.64、奪三振106と整理されています。
同じ記事では、菅野が6球種を投げ分ける投手であることが明記されています。
同じ記事では、平均球速は高くない一方で、球種のミックスでアウトを取るタイプだと説明されています。
またMLB公式記事では、ロッキーズが菅野の「ストライクゾーンで勝負できる力」を評価して獲得したことが伝えられています。
同記事では、四球の少なさを示す指標として、与四球が9回あたり2.1という数値が紹介されています。
強い打線ほど四球から試合が動くため、攻めてストライクを取りにいける投手は国際大会でも価値が上がりやすいです。
課題になりやすい点:被本塁打/球威の見え方/ストライクの取り方
MLB公式記事では、菅野は2025年に被本塁打33でア・リーグ最多だったと記されています。
MLB公式の選手ページのランキング表示でも、2025年の被本塁打が33でア・リーグ1位として掲載されています。
同じMLB公式記事では、菅野自身が「被本塁打を減らしたいが、ストライクを恐れないメンタリティーも大事にしたい」と話しています。
球速で圧倒しにくい投手は、甘いコースに入った球を長打にされやすく、失点が一気に増えるリスクが出ます。
そのため、同じストライクでも「高めに浮かせない」「真ん中に寄せない」といった精度がより厳しく求められます。
メジャー経験がWBC2026にもたらす“上積み”
MLBの強打者を相手に年間を通して先発した経験は、配球の細部や失点のパターンをより現実的に把握する材料になります。
MLB公式記事では、ロッキーズの首脳陣が菅野の適応と改善を前提に、獲得後も一緒に課題へ取り組む方針であることが示されています。
同記事では、コアーズ・フィールドでは変化球の変化が小さくなると聞いたうえで、スプリットの実行力を高めたいという菅野の意図も紹介されています。
国際大会でも環境差は起きるため、環境を織り込んで決め球の精度を上げる発想は、そのままWBCでの武器になります。
メジャーで得た「攻めながらリスクを管理する感覚」が、WBC2026でのゲームメイクにもつながっていきます。
WBC2026で勝つための起用シナリオ(予想)
最適配置:初戦の安定 or 重要試合のゲームメイク
東京プールの日本戦は、3月6日にチャイニーズ・タイペイ戦、3月7日に韓国戦、3月8日にオーストラリア戦、3月10日にチェコ戦が東京ドームで組まれています。
WBCの一次ラウンドは1試合65球の上限があるため、先発は「長い完投」よりも「球数内で失点を抑えて継投に渡す」役割になりやすいです。
この前提で菅野を考えると、最も分かりやすい起用は「プール序盤の先発で試合を整える」配置です。
特に3月6日か3月7日に先発して50球以上を投げれば、最低4日間の休養が必要になるルール上、プール中の再登板はほぼ想定しにくくなります。
その代わり、プールを勝ち抜いたあとにマイアミで行われる準々決勝が3月13日から3月14日に予定されているため、休養日程を確保したうえで再登板しやすくなります。
つまり菅野は「プールで1試合を確実に取りに行きつつ、次の山場にも残せる」配置が組みやすい投手です。
相手別の考え方:韓国・台湾・豪州などを想定した配球プラン
相手がどこであっても、短期決戦では四球が最も痛い失点の入口になります。
菅野はストライクを先行させて球数を抑えやすい投手なので、初回から「先頭打者を歩かせない」ことを最優先に組み立てるのが現実的です。
チャイニーズ・タイペイ戦のように初戦で空気が硬くなりやすい試合では、早いカウントでストライクを取り、守備にボールを飛ばしてテンポを作る狙いが合います。
韓国戦のように一球の重みが増す試合では、同じゾーンでも高低と内外で的を絞らせず、決め球はボール球でも振らせられる形を残しておくのがポイントになります。
オーストラリア戦のように長打一発が流れを変えやすい相手には、甘いストライクを減らしつつ、カウント不利でも四球で逃げない配分が重要になります。
チェコ戦のように「確実に勝ち切る」意識が先行しやすい試合では、入りの失投を減らし、余計な走者を出さずに淡々とアウトを積むことが効きます。
継投設計:菅野→勝ちパで「勝率を上げる型」
一次ラウンドは65球制限があるため、先発が5回前後まで投げて、その後は中継ぎでつないで最後を締める形が基本線になります。
菅野が球数を節約して5回近くまで持たせられると、ブルペンの投入人数を減らせるため、連戦の大会運用で効いてきます。
またWBC2026では投手運用だけでなくピッチクロックも導入され、メジャーリーグのルールに沿って進行します。
テンポが速くなる環境では、投球動作と準備の再現性が高い投手ほどブレが出にくいです。
その意味でも菅野は「先発で試合を整える」起点になりやすく、勝ちパターンの継投へ渡すことで勝率を上げる設計が描きやすいです。
よくある質問(FAQ)
菅野智之は結局「何がすごい」の?一言でいうと?
一言でいうと、四球を抑えながら配球で試合を作れる先発投手です。
井端弘和監督も菅野について「試合を作れる投手なのは間違いない」と述べています。
沢村賞は何回?どの年に受賞?
菅野智之の沢村賞受賞は2回です。
受賞年は2017年と2018年です。
NPB通算成績はどれくらい?
NPB公式の通算成績では、菅野智之は通算136勝74敗です。
NPB公式の通算成績では、防御率は2.43です。
NPB公式の通算成績では、投球回は1857回で奪三振は1585です。
NPB公式の通算成績では、完投は42で完封勝は22です。
WBC2017ではどんな投球をした?
菅野智之はWBC2017準決勝のアメリカ戦に先発しました。
MLB公式の試合レポートでは、菅野は6回を投げて3安打1失点で、奪三振6と与四球1を記録しています。
同レポートでは、失点は失策が絡んだ自責点0の形だったと記されています。
WBC2026では先発確定?中継ぎ起用の可能性は?
現時点で菅野の起用が「先発確定」と公式に断定された形の発表はありません。
ただし井端弘和監督は菅野について「十分先発の仕事を全うしてくれると思います」と述べています。
そのため基本線は先発想定ですが、大会の球数制限や登板間隔のルールにより、実戦では継投の流れに合わせた運用になる可能性もあります。
まとめ:数字と受賞歴が裏付ける“エースの証明”
菅野智之の強みは、制球力と配球で四球を抑え、試合を壊さずに作れる再現性。
NPB通算成績で積み上げた投球回や完投数が、先発としての安定感を裏付けられてますし、沢村賞2回やMVPなどの受賞歴は、結果だけでなく価値が評価されてきた証明です。
このようなことから、WBC2026でも球数制限下で、先発として継投につなぐ役割で勝利に貢献できる存在と言えるでしょう。
- WBCに向けて井端弘和監督が菅野智之ら11選手の選出を発表(侍ジャパン公式)
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