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山本由伸がWBC2026選出された理由!成績と球種・球速・制球・メンタルで何がすごいか理解

山本由伸がWBC2026選出された理由!成績と球種・球速・制球・メンタルで何がすごいか理解 スポーツ

侍ジャパン公式のWBC2026代表メンバーに、山本由伸は投手として掲載されています。では、なぜ短期決戦の代表で「計算できる投手」として選ばれるのか?

本記事ではWBC2023の公式成績、2025年シーズンの数字、Statcastの球種データをもとに、球種・球速・制球・メンタルの4要素を分解。

読み終えると、山本の凄さを比較と起用法まで一気に理解できます。

山本由伸がWBC2026に選ばれた理由は「短期決戦で勝てる再現性」

評価ポイントは4つ:球種・球速・制球・メンタル

侍ジャパンはWBC2026の出場予定選手として山本由伸を投手で発表しています。

井端弘和監督は山本を「日本トップの投手」と位置づけ、エースとして勝てる投球を期待すると述べています。

この起用意図は、短期決戦で最重要になる「勝ち方を繰り返せる投球の再現性」を山本に託していると読み取れます。

WBCのような大会は一発勝負に近い局面が続くため、1試合の乱れがそのまま敗退につながりやすいです。

だからこそ代表は、圧倒的な球威だけでなく「失投と四球を減らして崩れない型」を持つ投手を中核に置きます。

山本の再現性は、球種と球速と制球とメンタルが同時に高水準で噛み合っている点にあります。

球種は、複数の球を投げ分けられることで打者の狙いを一点に絞らせにくく、打ち取り方の選択肢を増やせます。

球速は、速いボールそのものよりもスピード帯の違う球を同じ腕の振りから並べて、タイミングを奪えることが武器になります。

制球は、ゾーン内外の出し入れでカウントを優位に進められるため、四球で自滅しにくい投球につながります。

メンタルは、大舞台でもテンポを崩しにくく、失点後に配球や狙い所を修正して試合を壊しにくい点に表れます。

実際にWBC2023では、山本は7回1/3で12奪三振と与四球2を記録し、被打率.160とWHIP0.82で走者を増やしにくい内容でした。

代表で求められる役割(先発・エース格・短期決戦の安定感)

代表における山本の役割は、先発で試合の序盤から流れを固定し、相手打線に得点の糸口を与えにくくすることです。

先発が安定して長い回を投げられるほど、継投の選択肢が広がり、ブルペンの負担を計画的に抑えられます。

井端監督が山本をエースとして言及したことは、準々決勝以降の勝負所でも先発の柱として計算している意図と整合します。

短期決戦では相手が徹底して研究してくるため、初見の驚きよりも「見られても崩れない投球の型」が価値になります。

山本はStatcast上でも複数球種を投げ分ける投手として整理されており、対策されても選択肢を残せることが短期決戦向きです。

以上から、山本由伸がWBC2026に選ばれた核心は、エースとして勝つ投球を繰り返せる再現性にあります。

山本由伸は何がすごい?4つの武器をプロ目線で分解

球種:決め球の質と組み立て(ストレート/変化球の使い分け)

山本由伸の強さは、主力球種だけで試合を完結できる設計にあります。

MLB公式記事では、右打者左打者どちらにも投げられる主力として、4シームとスプリットとカーブとカッターの4球種が挙げられています。

さらにポストシーズンの分析では、4シームとシンカーとカッターとスライダーとスプリットとカーブの6球種を早いカウントから使える点が強調されています。

球種平均球速(2025)役割のイメージ
4シーム95.3mph(約153.4km/h)ゾーンで押す土台になります。
スプリット90.8mph(約146.1km/h)空振りとゴロを両立しやすい決め球になります。
カーブ76.8mph(約123.6km/h)緩急でタイミングを外しやすい球になります。
カッター91.1mph(約146.6km/h)芯を外して弱い打球を作りやすい球になります。
シンカー94.8mph(約152.6km/h)ストレート系の見え方を増やして読みを遅らせます。
スライダー86.4mph(約139.0km/h)横の変化でバットの軌道をずらします。

空振りを取れる球種、カウントを整える球種の役割

スプリットは、Statcastの2025年データでWhiff%が42.1%と高く、空振りを取りやすい球種として数字に表れています。

4シームは使用割合が約35%で、打者の意識を上に固定しながら組み立ての土台になります。

カーブは球速帯が大きく違うため、速球系に合わせたスイングを間に合わなくさせやすいです。

カッターやシンカーを混ぜることで、同じストレート系でも見え方を変えてカウントを整えやすくなります。

打者の狙いを外す配球パターン(左右・強打者別)

MLB公式の分析では、山本は早いカウントから6球種を投げ、打者が初球から速球一本に張れない状態を作ると説明されています。

同じ分析で、山本は2球目までの4シーム比率を抑え、速球待ちの読みを外す運用が紹介されています。

強打者ほど「最初のストライク」を取りに来る球を狙うため、初球から変化球の選択肢があることが抑え込みに直結します。

球速:平均球速より重要な「球速帯」と「伸び・回転」の強さ

山本の球速で重要なのは、最速の数字よりも複数球種が高い球速帯に揃っている点です。

Statcastの2025年平均球速では、4シームが95.3mphで、スプリットが90.8mphで、カッターが91.1mphです。

速い変化球があることで、打者は速球系の準備を崩しにくくなり、結果として対応の難度が上がります。

また4シームのActive Spin%が91と表示されており、ボールの変化がスピン由来になりやすいタイプであることが読み取れます。

初見でも差し込めるストレートの特徴

ストレートは、球速と球質が揃うほど打者は「打てる場所」を絞りにくくなります。

山本は速球系だけでも4シームとシンカーを使い分けられるため、同じタイミングで打ちにいくと芯に当たりにくくなります。

変化球とのスピード差で崩す仕組み

4シーム95.3mphに対してカーブは76.8mphで、球速帯が約18.5mph離れています。

この差があると、速球に合わせたスイングは前に出やすくなり、変化球に引っかかりやすくなります。

制球:四隅に投げ分ける精度と、失投が少ない理由

短期決戦で怖いのは、連打よりも四球と失投で一気に局面が崩れることです。

MLB公式の2025年レギュラーシーズン成績では、山本は173.2回で与四球59で、WHIPは0.99です。

打者を出しにくいことは、相手の一発や連打の確率を下げる土台になります。

ゾーン管理(ストライク先行・歩かせない)

与四球59は、投球回から換算するとBB/9が約3.1になります。

四球の増減は試合の難度を大きく変えるため、一定の範囲に収まること自体が安定感になります。

高め/低めの使い分けと「狙ったところに投げる」技術

高めの4シームで視線を上げて、低めのスプリットで空振りや弱い打球を取りにいく組み立てが成立します。

同じ腕の振りで高低を作れるほど、打者は「当てに行く打ち方」すら難しくなります。

メンタル:大舞台で崩れない要因(テンポ・修正力・冷静さ)

メンタルは根性論ではなく、状況判断と実行精度を落とさない能力として表れます。

MLB公式記事では、ワールドシリーズで105球の完投を成し遂げ、終盤にかけて最後の20人を連続で打ち取った事実が紹介されています。

同じ記事で、監督が大舞台で「心拍をコントロールして投げ続ける」資質に言及しており、プレッシャー下での平常運転が評価されています。

ピンチ時の投球選択と“ギアチェンジ”

大舞台ほど、ピンチで「逃げの球」になると一気に打ち込まれます。

山本は早いカウントから球種を散らしつつ、最後は速球で仕留める選択肢を残せるとMLB公式の分析で説明されています。

試合中に立て直す修正力(2巡目・3巡目対応)

MLB公式の別記事では、2巡目は速球中心に切り替えながらも6球種を混ぜ、3巡目はカッターを意図的に増やして驚かせたと整理されています。

同じ相手に同じ攻め方を繰り返さないことが、短期決戦での「通用し続ける」要因になります。

過去のWBC成績から読み解く「代表で結果を出せる投手」像

WBCで評価される指標:奪三振・与四球・被打率・失点の少なさ

WBCの短期決戦で投手に求められるのは、相手の一発や連打が起きる前にアウトを積むことです。

そのため代表評価では、奪三振で自力アウトを作れるかどうかが強い材料になります。

同時に与四球が少ないほど、守備が絡む前に自滅する確率を下げられます。

さらに被打率やWHIPが低いほど、走者を溜めにくく失点の再現性も下げられます。

WBC2023の公式投手成績では、山本由伸は2登板で7回1/3を投げて奪三振12と与四球2を記録しています。

同じ成績表で被打率は.160で、WHIPは0.82です。

同じ成績表で失点2と自責点2で、防御率は2.45です。

この数字を9回換算すると、奪三振はK/9が約14.7で、与四球はBB/9が約2.45になります。

奪三振が多く四球が少ない形は、国際大会で起きやすい偶発的な失点を抑えるうえで強い型になります。

項目WBC2023の山本由伸
登板2試合(先発1)
投球回7回1/3
奪三振/与四球12/2
被打率/WHIP.160/0.82
失点/防御率2/2.45

短期決戦で効く強み:初見殺しではなく“通用し続ける”投球

短期決戦は同一大会内で情報共有が速く、良かった投手ほど次の相手に対策されやすいです。

だからこそ一度の驚きよりも、見られても崩れにくい「型」を持つ投手が強いです。

山本はWBC2023のプール戦で豪州相手に先発し、4回を1安打で8奪三振とMLB公式記事で整理されています。

同大会の総投球回が7回1/3なので、残りの3回1/3は別試合の救援登板で積み上げた回数になります。

救援登板でも、MLB公式記事で準決勝メキシコ戦にリリーフで登板したことが明記されています。

先発でも救援でも同じ大会で結果を残した事実は、役割が変わっても投球の再現性が落ちにくいことを示します。

代表では、先発の予定がブルペン事情で変わることもあるため、この柔軟性は選考で大きな価値になります。

国際試合で起こりがちな課題(球種判定・ストライクゾーン)への適応力

WBCは公式規定で「Official Baseball Rules」を基本にしつつ、大会独自の投手起用制限などが上乗せされます。

具体的には大会ラウンドごとに投球数上限が設定され、投手の休養日規定も明文化されています。

この条件では、限られた球数で四球を減らし、三振や弱い打球でテンポ良くアウトを取る投手ほど価値が上がります。

ストライクゾーンはホームプレートアンパイアが判定するため、際どい判定に依存しすぎない投球設計が安定につながります。

またWBCはStatcastの投球単位データが2023大会から提供されており、球種の扱いはMLBの計測体系で整理されます。

こうした環境では、球種の見え方や配球の意図がデータでも追跡されるため、通用する球の質とコマンドで勝つ投手がより評価されやすいです。

山本のWBC2023成績が奪三振と低い被打率にまとまっていることは、その条件下でも投球の骨格が崩れにくいことを裏づけます。

2025成績(シーズン実績)で見るWBC2026選出の説得力

代表選考で見られるポイント:稼働・安定感・支配力

短期決戦の代表選考では、まず「投げられること」が前提条件になります。

山本由伸は2025年のMLBレギュラーシーズンで30試合に先発し、173回2/3を投げています。

先発30試合はローテの軸として計算できる稼働であり、大会でも登板計画を立てやすくします。

次に重要なのは、安定感として表れる失点の少なさです。

山本の2025年防御率は2.49で、シーズンを通して大きく崩れにくい水準にまとまっています。

最後に支配力は、三振でアウトを取りつつ走者を増やさない形で示されます。

山本は2025年に201奪三振を記録し、WHIPは0.99です。

数字で確認したい主要指標(防御率/投球回/K-BB%など)

2025年の基本スタッツは、12勝8敗、防御率2.49、投球回173回2/3、奪三振201、WHIP0.99です。

同じシーズンの被安打は113、与四球は59、自責点は48です。

短期決戦で特に効く指標として、奪三振率と与四球率の差を見るK-BB%がよく使われます。

Baseball Savantの2025年データでは、山本のK%は29.4%で、BB%は8.6%です。

この2つの差であるK-BB%は20.8%になり、アウトを自力で作りながら四球で崩れにくいことが数字に表れます。

「好不調の波が小さい」ことが短期決戦で最重要な理由

短期決戦では不調の登板が1回あるだけで、トーナメント全体の設計が崩れやすいです。

そのため代表では、ピークの高さだけでなく「悪い日でも試合を壊さない」投手が価値を持ちます。

山本は2025年の直近7試合で防御率1.53、47回を投げて被安打19に抑えています。

同じく直近15試合では防御率2.22、89回を投げて奪三振106を記録しています。

シーズン全体でも防御率2.49とWHIP0.99を維持しているため、調子の上下があっても失点の幅が小さくなりやすいです。

この「波の小ささ」は、代表の先発に置いたときに継投計画を崩しにくくし、短期決戦での勝率を上げます。

なぜ山本由伸が必要?他投手と比較して際立つ強み

タイプ比較:パワー型・技巧型・グラウンドボール型との違い

投手は大きく分けると、球威で押すパワー型と、コマンドで崩す技巧型と、ゴロを量産するグラウンドボール型に整理できます。

パワー型は三振で支配できますが、球威頼みになるほど失投が長打に直結しやすいです。

技巧型は四球を減らせますが、打たせて取る局面が増える分だけ守備や運の影響を受けやすいです。

グラウンドボール型は一発を抑えやすい一方で、決め切れないと内野の間を抜ける当たりが失点につながりやすいです。

山本由伸が代表で価値を持つのは、この三つの長所を同時に持つ「ハイブリッド型」になっている点です。

2025年のStatcastでは、山本のK%は29.4%で、奪三振で自力アウトを取りやすい投手像が数字で確認できます。

同じStatcastでは、山本のGroundball%は53.7%で、MLB平均の44.2%よりも高く、ゴロで一発リスクを下げられる形になっています。

さらにBarrel%は5.7%で、MLB平均の7.2%より低く、強い打球を最小化できていることが分かります。

「失点しない投球」を作る共通点(四球を減らす・長打を抑える)

短期決戦で失点を増やす典型は、四球で走者を溜めてから長打で一気に返される形です。

山本は2025年に173回2/3を投げて、奪三振201と与四球59を記録しています。

奪三振と与四球の関係を見るK/BBは、三振をどれだけ取れて四球をどれだけ抑えたかを示す基本指標です。

山本の2025年K/BBは201÷59で約3.41になり、四球で崩れにくい土台が見えます。

走者を出しにくいかどうかはWHIPでも確認できて、山本の2025年WHIPは0.99です。

長打面では、Barrelは打球速度と打球角度の組み合わせが高い成果につながりやすい打球として定義されています。

山本の2025年Barrel%が5.7%に収まっていることは、失投が即座に致命傷になりにくいことを後押しします。

結果として2025年の防御率は2.49で、StatcastのxERAも2.74と、内容面でも高い再現性が示されています。

代表ローテに入れたときのメリット(試合運び・ブルペン負担軽減)

代表ローテで最も助かるのは、序盤から試合の空気を落ち着かせて相手の得点期待値を下げられる先発です。

山本は高い奪三振率でピンチを断ち切れる一方で、高いゴロ率で球数を抑えながらアウトを積み上げやすいです。

ゴロが増えるほど併殺も狙いやすくなり、最少失点で回を終える確率が上がります。

走者を出しにくい投手ほど継投のタイミングを前倒しせずに済むため、ブルペン全体の消耗を抑えられます。

短期決戦は連戦で救援投手の疲労が一気にたまりやすいので、先発で安定して回を進められる投手の価値が上がります。

山本は三振とゴロと被強打の抑制が同居しているため、相手や球場条件が変わっても勝ち筋を作りやすいです。

だからこそ山本由伸は、代表に「必要な投手」として他タイプの投手と比べても抜けた汎用性を持っています。

WBC2026で想定される起用法:先発の柱か、準決勝・決勝の切り札か

登板シナリオ例(一次ラウンド〜決勝までの運用)

WBC2026は各プールが総当たりで進み、上位2チームが準々決勝に進む方式です。

日本が入るプールCは東京ドーム開催で、侍ジャパン公式の日程では日本の試合が3月6日と3月7日と3月8日と3月10日に組まれています。

準々決勝以降は会場がローンデポ・パークに移り、日本が進出した場合はプールCの順位に関わらず日本時間3月15日に準々決勝が行われます。

投手起用の現実的な制約として、MLB公式は投球数上限を一次ラウンド65球と準々決勝80球と決勝ラウンド95球と整理しています。

さらにMLB公式は、1試合で50球以上を投げた投手は最低4日休養が必要で、30球以上は1日休養が必要だと示しています。

この条件だと、山本由伸を「準々決勝の先発」に置くプランと「準決勝か決勝の先発」に置くプランが主軸になります。

準々決勝の先発に置く場合は、日本時間3月15日の準々決勝に合わせて一次ラウンドのどこか1試合で調整登板を入れ、球数を65球以内に収める設計が現実的です。

準決勝か決勝の先発に置く場合は、一次ラウンドの登板を早めに済ませて休養日を確保し、決勝ラウンドで95球の枠を最大限に使える状態を作ります。

決勝ラウンドは日程が詰まりやすく、侍ジャパン公式の日程では準決勝が日本時間3月16日と3月17日に組まれ、決勝が日本時間3月18日に組まれています。

この並びだと、山本を準決勝で使うと決勝は連投制限と休養規定の影響で起用が難しくなりやすいです。

したがって最終盤の最適化は、山本を準決勝か決勝のどちらか一方に「先発で固定」し、もう一方は別の柱で取る設計になりやすいです。

局面日程の目安(日本時間)山本起用の考え方
一次ラウンド日本の試合は3月6日と3月7日と3月8日と3月10日です。65球上限を前提に、短いイニングでも勝ち筋を作る先発起用が合います。
準々決勝日本が進出した場合は3月15日に固定です。80球上限でも試合の中盤まで支配して継投を整える役割が担えます。
準決勝・決勝準決勝は3月16日と3月17日で、決勝は3月18日です。95球上限を使える先発が価値になり、どちらか一方に集中起用が基本になります。

相性が良い相手打線・注意が必要な打線の特徴

山本由伸の軸は速球系でストライクを先行し、低めの落ちる球で空振りか弱い打球を引き出す形です。

この形が効きやすいのは、早いカウントから振ってくる打線で、低めの変化に手が出やすい相手です。

逆に注意が必要なのは、ボール球の見極めが強く、四球で流れを作る打線です。

また左打者が多く高めの速球に強い打線は、速球の使い方が単調になると長打に結びつきやすいです。

そのため国際舞台では、初回から球種を散らして「待ち球を作らせない」ことが重要になります。

MLB公式が示すようにWBC2026はピッチクロックが導入されるため、テンポを崩さずに球種選択を続けられる投手ほど強みが出ます。

捕手・守備・継投との噛み合わせで最大化する方法

短期決戦では投球数上限があるため、先発が完投する前提は置きにくいです。

だからこそ山本の価値は、上限球数の中で「失点を最小化してリードを渡す」点で最大化します。

捕手との噛み合わせでは、低めの変化球をストライクに見せる技術と、ピッチクロック下で迷いを減らすサイン運用が重要になります。

守備との噛み合わせでは、ゴロを想定した内野の守備力が上がるほど、球数を抑えながらアウトを増やせます。

継投では、山本の降板後に三振を取れる救援を当てると、走者が出た局面でも一本でひっくり返されにくくなります。

投球数制限と休養規定がはっきりしている大会ほど、山本のように「想定通りの内容で回を進める投手」がチーム設計の中心になります。

よくある疑問Q&A:山本由伸の「すごさ」を誤解なく理解する

Q. 球速が最速級じゃなくても通用するのはなぜ?

球速は「最速の数字」よりも、打者が体感する速さとコースの再現性で効き方が変わります。

MLBの用語集ではPerceived Velocityを、球速とリリース位置を加味して打者にどれだけ速く見えるかを定量化する考え方として説明しています。

またMLBの用語集ではActive Spinを、変化量に寄与するスピンとして定義しています。

Baseball Savantの2025年データでは、山本の4シーム平均球速は95.3mphで、Active Spin%は91と表示されています。

速く見える要素と動く要素が重なるほど、打者は「同じ振りで同じタイミング」になりにくいです。

さらに山本は4シームだけでなく、94.8mphのシンカーや91.1mphのカッターも同じ試合内で使い分けます。

速球帯の中に複数の見え方を作れると、相手は狙い球を固定しにくくなります。

その結果として、最速一本の勝負ではなく「打者の準備を外し続ける勝負」になり、短期決戦でも再現性が上がります。

Q. 変化球の何が打てない?見極めが難しい理由は?

結論としては、決め球が空振りを取りながら、見極め局面でも打者の情報を遅らせるからです。

Baseball Savantの2025年球種別成績では、スプリットのWhiff%は42.1%で、被打率は.132で、wOBAは.188です。

同じページでカーブの平均球速は76.8mphで、Whiff%は36.7%です。

4シーム95.3mphとスプリット90.8mphとカーブ76.8mphが同じ投手から並ぶと、打者は速度帯の合わせ先を一本化できません。

さらに球種構成が4シーム35.2%とスプリット25.5%とカーブ17.6%とカッター11.1%などに分散しているため、待ち球を作りにくいです。

見極めが難しいのは、球種を当てても「どの高さに来るか」と「どこで変化するか」が毎回同じではないからです。

だからこそ山本の変化球は、振らせる場面でも見送らせる場面でも、打者の判断を遅らせる働きをします。

Q. 大舞台で強い根拠はどこにある?

大舞台で強い根拠は、実績とデータが両方そろっている点にあります。

WBC2023の日本代表投手成績では、山本は7.1回で12奪三振と2四球で、WHIP0.82と被打率.160を記録しています。

この内容は、国際大会でも三振と四球のバランスが崩れにくいことを示します。

MLB公式記事では、2025年ワールドシリーズ第2戦で山本が105球で9回1失点の完投を記録したと報じています。

長い試合で球種とコマンドを保てることは、短期決戦の大一番で「予定通りに勝ち筋を作れる」能力に直結します。

したがって山本の大舞台適性は、気持ちの強さだけではなく、同じ投球設計を高い確率で実行できる点にあります。

まとめ:山本由伸がWBC2026に選ばれた理由は「総合力×再現性×大舞台適性」

4要素(球種・球速・制球・メンタル)を一言で整理

山本由伸は、短期決戦で勝つための要素が「同時に高水準」でそろっている投手です。

そのため侍ジャパンのWBC2026出場予定選手として投手枠に名を連ね、監督からもエース級として言及されています。

要素一言で言うと短期決戦で効く理由
球種選択肢が多く読みを外せます。相手が対策しても攻め筋を残せます。
球速速球帯の中で見え方を変えられます。待ち球を固定されにくくなります。
制球四球と失投を減らせます。一気に崩れる展開を避けやすいです。
メンタル状況判断と修正で平常運転できます。大一番でも投球設計が崩れにくいです。

記事の結論:短期決戦で最も計算できる投手の一人

山本由伸が選ばれた核心は、良い内容を「たまたま」ではなく「繰り返せる」ことにあります。

WBC2023では、奪三振と与四球のバランスが崩れず、被打率とWHIPも低くまとめています。

2025年シーズンも、投球回と防御率とWHIPが高い水準でそろい、先発の軸として稼働しています。

さらに大舞台では、ワールドシリーズで完投した事実のように、終盤まで設計を維持できる強さが示されています。

この積み上げが、WBCのように投球数制限と連戦がある大会で、先発の柱として最も計算しやすい理由になります。

結論として山本由伸は、総合力と再現性と大舞台適性がそろった投手として、WBC2026で勝つために必要なピースです。

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