毎年8月は、「道路ふれあい月間」。国土交通省が主導し、道路の役割や重要性を再認識するための月間です。この記事では、「道路ふれあい月間」について解説します。
道路ふれあい月間とは?
「道路ふれあい月間」は、道路の役割や重要性を再認識し、道路をいつくしむという道路愛護思想の普及及び道路の正しい利用を促進するための月間です。毎年8月が「道路ふれあい月間」と定められており、この期間中には様々な活動が行われます。
国土交通省は、道路ふれあい月間の一環として、「推進標語の募集」を行っています。これは、道路愛護活動や道路の正しい利用の啓発等を特に推進するためのもので、優秀な作品は表彰されます。過去の標語例としては、「気持ちいい 道路であいさつ にっこにこ」などがあります。
また、道路ふれあい月間には全国各地で様々な活動が行われます。例えば、大阪市では、地域の方々や警察等との合同パトロール、区役所や工営所へのポスター掲出等が行われます。鹿児島、千葉県、東京都、奈良、長野県、三重県などでも、道路ふれあい月間に合わせた活動が行われています。
いつから始まった?歴史について
「道路ふれあい月間」は、現在では毎年8月1日から31日までの期間に設定されていますが、その歴史は長く、1958年(昭和33年)に建設省(当時)により「道路を守る月間」として制定されました。この「道路を守る月間」は当初、毎年7月10日から8月9日に実施されていました。
しかし、2001年(平成13年)に国土交通省が発足したことを契機に、この「道路を守る月間」は「道路ふれあい月間」に改称され、現在の8月1日から31日の期間に変更されました。
8月10日「道路の日」
さらに、道路ふれあい月間の中には「道の日」も含まれています。8月10日のこの日は、道路を国民共有の財産と認識し、生活の向上と経済の発展に寄与する道路の重要性を再認識する日とされています。
まとめ
道路ふれあい月間は、道路とふれあい、道路の役割や重要性を改めて認識し、道路を常に広く、美しく、かつ安全に利用する気運を高めるための重要な期間です。これらの活動を通じて、道路ふれあい月間の目的が達成され、道路愛護思想が広く普及することを願っています。