スポンサーリンク

田口麗斗が戦力外になったのはなぜ?ヤクルト退団の理由を成績・故障・契約から解説

田口麗斗が戦力外になったのはなぜ?ヤクルト退団の理由を成績・故障・契約から解説 スポーツ

2023年にはヤクルトの守護神として33セーブを挙げた田口麗斗投手。それからわずか3年後の2026年9月29日、東京ヤクルトスワローズは田口麗斗投手に来季の契約を行わないことを正式に通告しました。球団公式発表にも、背番号34の田口麗斗投手が対象選手として記載されています。

「33セーブを挙げた投手が、なぜ戦力外?」「2026年も防御率3.14なのに、そこまで成績が悪かったの?」と驚いた人も多いでしょう。

結論からいうと、球団は田口麗斗投手と来季契約を結ばない具体的な理由までは公表していません。そのため、「年俸が高かったから」「故障したから」など、特定の一因だけを戦力外の理由と断定することはできません。

ただし、ここ数年の成績や起用法、故障歴、契約状況を時系列で見ると、2023年の守護神時代から2026年までに田口投手の立場が大きく変化していたことは分かります。

特に重要なのは、単純な防御率ではなく、一軍登板数の大幅な減少、勝ちパターンからの後退、2024年と2025年に続いた故障、そして3年契約の最終年だったことです。

この記事では、田口麗斗投手が戦力外になったのはなぜなのかを、球団公式発表やNPB公式成績、本人の発言をもとに詳しく整理します。

田口麗斗は本当に戦力外?ヤクルトが来季契約を結ばないと正式発表

まず確認しておきたいのは、「田口麗斗が戦力外」という情報が単なる噂ではないことです。

2026年9月29日、ヤクルトは田口麗斗投手を含む6選手に対し、来季の契約を行わない旨を通告したと公式サイトで発表しました。スポーツ各紙も田口投手の戦力外を同日に報じています。

2026年9月29日に球団が正式発表

ヤクルトが公表した対象者は田口麗斗投手のほか、青柳晃洋投手、沼田翔平投手、長谷川宙輝投手、山野辺翔選手、育成の根岸辰昇選手でした。

球団公式サイトの表現は「戦力外」という言葉ではなく、「来季の契約を行わない旨を通告」です。

プロ野球の記事などでは、こうした翌シーズンの選手契約を結ばない旨の通告が一般に「戦力外通告」と呼ばれています。

田口投手は2021年からヤクルトに所属し、2021年と2022年のリーグ連覇にも貢献。2023年には守護神として50試合に登板し、33セーブ、防御率1.86を記録しました。

その実績を考えると、今回の戦力外が驚きをもって受け止められるのも無理はありません。

戦力外になったが引退が決まったわけではない

ここで「戦力外=引退」と考えないことも重要です。

田口投手は通告を受けた当日に現役続行の意思を示しており、日刊スポーツの取材に対して「野球はもちろん続けます」と話しています。

つまり現時点で確定しているのは、

  • ヤクルトが田口麗斗投手と来季の契約を結ばないこと
  • 田口投手は現役を続ける意向を持っていること
  • 次の所属先についてはまだ発表されていないこと
  • 引退を表明したわけではないこと

です。

「田口麗斗が戦力外になった」という話と、「田口麗斗が引退する」という話はまったく別です。

田口麗斗が戦力外になったのはなぜ?考えられる4つのポイント

最も気になるのは、なぜ2023年に33セーブを挙げた左腕が、その3年後に戦力外となったのかでしょう。

ただし、ヤクルトは公式発表で田口投手個人について契約を更新しない詳細な理由を説明していません。したがって、ここからは確認できる事実を積み重ね、「何が大きく変わっていたのか」を見ていく必要があります。

1.一軍での登板数と役割が大きく減っていた

最もはっきりしている変化は、一軍での登板機会です。

田口投手は2023年に50試合へ登板しましたが、2024年は41試合、2025年は36試合。そして2026年は14試合まで減っています。

さらに、登板数だけでなく「どこで投げていたのか」も大きく変化しました。

2023年は33セーブを挙げた守護神でした。

2024年は7セーブ、13ホールド。2025年にはセーブが0となり、11ホールド。2026年はセーブ0、ホールド1でした。

数字を並べると、ブルペン内での役割が徐々に小さくなっていったことが分かります。

年度登板防御率セーブホールド
2021年334.0204
2022年451.25218
2023年501.86336
2024年412.94713
2025年362.76011
2026年143.1401

出典となるNPB公式の年度別成績でも、この推移を確認できます。

特に注目すべきなのは、2026年の防御率だけを見ると3.14で、極端に悪い数字ではないにもかかわらず、一軍登板がわずか14試合だったことです。

「打たれ続けたから戦力外」という単純な構図ではなく、一軍で任される機会そのものが大幅に減っていた点が重要になります。

2.2024年と2025年に故障が続いた

田口投手のキャリアを考えるうえで無視できないのが故障です。

2024年は春季キャンプ中に左ふくらはぎを痛め、二軍で調整することになりました。2月13日に患部の違和感から一軍キャンプを離れ、3月に実戦復帰しています。

前年に33セーブを挙げて守護神としてシーズンを迎えるはずだった投手にとって、開幕前の故障は小さくありません。

2024年12月の契約更改でも、田口投手自身が故障によって十分な状態を作れなかったことへの悔しさを口にしています。ヤクルト公式サイトにも本人のコメントが掲載されています。

さらに2025年6月には阪神戦で登板中に異変を訴えて緊急降板。高津臣吾監督は試合後、下半身の状態に問題があったと説明しました。

2025年終了後、田口投手自身も「去年に続いて今年も怪我があって、フルで投げられなかった」と振り返っています。

つまり、2024年と2025年は2年続けてコンディション面の問題を抱えたシーズンでした。

3.2026年は防御率以上に内容を見る必要がある

「2026年は防御率3.14なのに、なぜ戦力外なの?」という疑問はもっともです。

NPB公式成績によると、2026年の田口投手は14試合、14回1/3を投げて1勝0敗、1ホールド、防御率3.14でした。

防御率だけなら、戦力外を直感的に連想するほど悪い数字ではありません。

しかし内容まで見ると、14回1/3で19安打、6四球を許しています。

単純計算すると、被安打と与四球から求めるWHIPは約1.74です。2025年のNPB公表値から同様に計算すると約1.06だったため、2026年は少ない投球回ながら走者を出す頻度が高くなっていました。

もちろん、14回1/3という小さなサンプルだけで投手能力そのものが大幅に低下したと決めつけることはできません。

それでも、防御率3.14という表面的な数字だけを見て「十分に好成績だった」と判断するのも難しいところです。

4.3年契約の最終年を迎えていた

契約状況も見逃せません。

田口投手は2023年オフ、国内FA権を行使せずヤクルトに残留し、出来高を含む3年総額5億5000万円で契約したと報じられました。当時の推定年俸は1億7500万円です。

2025年12月にも推定年俸1億7500万円の現状維持で契約更改し、2026年が3年契約の3年目、つまり最終年となりました。

今回の状況を整理すると、

  • 守護神だった2023年に大型の3年契約を結んだ
  • その後2年間は故障もあり登板数が減った
  • 2026年は一軍14試合まで登板機会が減少した
  • その2026年が3年契約の最終年だった

という流れになります。

ただし、ここで「高年俸だから戦力外になった」と断定することはできません。

球団は今回の発表で、年俸や契約金額を戦力外の理由として説明していないからです。

複数年契約が終了するタイミングだったことは事実ですが、それと契約を更新しなかった理由との因果関係については、球団から具体的な説明がない以上、分けて考える必要があります。

33セーブを挙げた田口麗斗に何が起きた?成績推移を詳しく見る

田口麗斗投手の戦力外が特に驚かれる最大の理由は、やはり2023年の活躍でしょう。

田口投手はもともと巨人で先発投手として2年連続2桁勝利を挙げた実績がありますが、ヤクルト移籍後はリリーフとして新たな地位を築きました。そのピークが2022年から2023年にかけてでした。

2022年にリリーフとして防御率1.25

2021年に巨人からヤクルトへ移籍した田口投手は、移籍初年度には先発を中心に33試合へ登板し、100回2/3を投げました。

2022年から救援での起用が増えると一気に成績が向上します。

この年は45試合で防御率1.25、18ホールド、2セーブ。36イニングを投げて被本塁打は0本でした。

先発で長いイニングを担った巨人時代とは違った形で、ブルペンの重要な戦力になったわけです。

2023年には33セーブで守護神に

2023年はさらに役割が大きくなります。

田口投手は50試合に登板し、3勝5敗、33セーブ、6ホールド、防御率1.86。33セーブはセ・リーグ2位でした。

この活躍を受けて国内FA権を取得したオフにはヤクルト残留を選択。

球団は田口投手を高く評価し、3年総額5億5000万円の契約を結びました。

当時の球団公式契約更改コメントでも、田口投手本人が翌年のセーブ王やリーグ優勝、日本一への思いを語っています。

2023年終了時点では、まさか3年後に戦力外となるとは想像しにくい状況でした。

2024年は故障を境に守護神の座が揺らいだ

2024年は、前年までとは違うスタートになりました。

春季キャンプ中に左ふくらはぎを故障し、二軍での調整を余儀なくされます。開幕直前に一軍へ戻ったものの、開幕戦では1回2安打1四球1失点。翌3月30日には一軍登録を抹消されました。

最終的なシーズン成績は41試合、1勝4敗、7セーブ、13ホールド、防御率2.94でした。

防御率としては一定水準に収まっているものの、前年33だったセーブ数は7まで減りました。

「絶対的な守護神」という前年の立場から変化が始まったシーズンだったと見ることができます。

2025年は防御率2.76でもセーブは0

2025年は36試合に登板し、1勝1敗、11ホールド、防御率2.76でした。

防御率は2024年より改善しています。

しかしセーブは0で、守護神としての役割には戻っていません。

さらに6月には下半身の状態不良による緊急降板もあり、シーズン後には本人が2024年に続いて2025年も故障で年間を通して投げられなかったと振り返っています。

「成績が急激に崩壊した」というより、故障を挟みながら徐々に一軍ブルペン内での立ち位置が変わっていった、と捉えたほうが実態に近いでしょう。

2026年はキャンプから二軍スタート

そして3年契約最終年となった2026年。

田口投手は春季キャンプを二軍でスタートし、3月13日に一軍へ合流しました。

もちろん、ベテラン選手が調整を目的に二軍キャンプからスタートすること自体は珍しくありません。実際、同年のヤクルトでは石川雅規投手、小川泰弘投手、高橋奎二投手らも二軍キャンプ組でした。

そのため、「二軍キャンプだったから戦力外が決まっていた」と解釈するのは適切ではありません。

ただ、シーズンに入ってからも田口投手が一軍で定位置を取り戻せなかったことは重要です。

2026年に一軍14試合しか投げられなかったことが大きい

2026年の田口麗斗投手を考えるうえで、防御率3.14より重く見るべきなのが「14試合」という登板数です。

2022年から2025年までは4年連続で36試合以上に登板していました。それが2026年は半分以下どころか、前年36試合から22試合減っています。

5月に登録抹消、7月末に再昇格した

田口投手は2026年5月4日に一軍登録を抹消されました。

ヤクルトの公示情報にも、5月4日の抹消選手として田口麗斗投手の名前が記録されています。

その後、約3カ月後となる7月31日に一軍へ再登録されました。

救援投手にとって長期間一軍から離れることは、年間登板数だけでなくブルペン内での序列にも大きく影響します。

8月22日に再び登録抹消

一軍へ戻った田口投手でしたが、8月22日に再び出場選手登録を抹消されました。

NPB公式公示にも、東京ヤクルトスワローズの田口麗斗投手が同日に登録抹消されたことが記録されています。

この時点で一軍で継続的に登板する状況ではなくなり、最終的な一軍成績は14試合にとどまりました。

守護神だった2023年からの変化を並べると、

  • 2023年:50試合、33セーブ、6ホールド
  • 2024年:41試合、7セーブ、13ホールド
  • 2025年:36試合、0セーブ、11ホールド
  • 2026年:14試合、0セーブ、1ホールド

となります。

この推移を見ると、戦力外を考える際には「2026年の防御率3.14」だけではなく、一軍の重要な場面でどれだけ起用されていたかを見る必要があります。

防御率3.14なのになぜ戦力外?数字をもう少し深く見る

防御率3.14だけなら、「まだ十分に戦力になるのでは」と感じる人もいるでしょう。

その見方自体がおかしいわけではありません。だからこそ田口投手の戦力外については、単純な防御率比較だけでは説明しきれない部分があります。

14回1/3で19安打を許していた

2026年の一軍では14回1/3を投げて、被安打19、被本塁打2、与四球6、奪三振11でした。

被安打数は投球回を上回っています。

NPB公式の数値を使って計算すると、9イニングあたりの被安打数は約11.9。WHIPも約1.74となります。

一方、33セーブを挙げた2023年は48回1/3で39安打、13四球。計算上のWHIPは約1.08でした。

年投球回被安打与四球奪三振防御率WHIP※
2023年48回1/33913551.86約1.08
2024年33回2/3349222.94約1.28
2025年29回1/32110252.76約1.06
2026年14回1/3196113.14約1.74

※WHIPはNPB公式掲載の被安打・与四球・投球回から計算。

2026年は投球回が非常に少ないため、WHIPだけで能力低下を断定することもできません。

ただ、「防御率3.14」という数字ほど内容が安定していたわけではないことは、この数字から読み取れます。

奪三振も2023年ほど多くなかった

2023年は48回1/3で55奪三振。9イニング換算では約10.2奪三振でした。

2026年は14回1/3で11奪三振なので、9イニング換算では約6.9奪三振です。

リリーフ投手にとって、三振を奪って自力でアウトを取れる能力は重要な要素です。

ただし、田口投手はもともと球速だけで押し切るタイプではなく、制球や変化球、打者との駆け引きも持ち味としてきました。

したがって奪三振率の低下だけを戦力外の直接的理由とすることもできませんが、2023年の最も良かった時期とは投球内容が変わっていたことを示す一つの材料にはなります。

二軍では防御率2.79だったのになぜ?

さらに興味深いのが、田口投手が二軍で極端に悪い成績だったわけではないことです。

2026年のファームでは20試合に登板し、19回1/3で1勝2敗、2セーブ、防御率2.79。24奪三振、4四球でした。

二軍成績だけなら「完全に通用しなくなった」とは言いにくい

防御率2.79に加え、19回1/3で24三振を奪っています。

9イニング換算では約11.2奪三振です。

一方で被安打は25本と多く、被安打と与四球から計算したWHIPは約1.50でした。

つまり二軍では三振を奪う力を見せていた一方、走者を許す場面も少なくなかったという数字です。

それでも、「二軍でもまったく抑えられなくなったため戦力外になった」という説明には当てはまりません。

むしろ田口投手については、

一軍でどの役割を任せられるのか

という問題のほうが大きかった可能性を考える必要があります。

長年一軍で実績を残してきたベテラン救援投手の場合、二軍で一定の防御率を残すだけでなく、一軍の勝ちパターンや接戦で計算できる存在になれるかどうかが重要になります。

ただし、これについても球団が判断基準を具体的に明かしたわけではないため、「これが戦力外の決定理由だった」と断定するのは避けるべきでしょう。

2024年と2025年の故障は戦力外に影響した?

田口麗斗投手自身の戦力外後の発言を読むと、故障については非常に重要なポイントだったことが分かります。

2026年は久しぶりに一年間大きな故障なく過ごせた一方で、本人は過去に痛めた箇所の影響がパフォーマンスに出ていた部分もあったと説明しています。

2024年は左ふくらはぎを故障

2024年2月、田口投手は春季キャンプ中に左ふくらはぎを痛めました。

前年33セーブの守護神として新シーズンを迎える重要な時期でしたが、二軍へ移ってリハビリすることになります。

幸い重傷ではなく3月には実戦へ復帰しましたが、開幕戦登板後に再び一軍登録を外れるなど、順調なスタートとはなりませんでした。

シーズン終了後には田口投手本人が、その年を振り返って故障をしてしまったことや、十分に状態を整えられなかったことへの悔しさを語っています。

2025年も下半身のコンディション不良

翌2025年もコンディション面の問題がありました。

6月27日の阪神戦では7回から登板したものの、投球直後に異変を訴えて緊急降板。高津監督は試合後、「下半身の状態」と説明しています。

シーズン終了後の契約更改でも、田口投手は2024年、2025年と続けて故障し、一年間フルに投げられなかったことを悔やんでいました。

2026年は故障なしでも一軍の立場を取り戻せなかった

2026年9月29日の戦力外通告後、田口投手は今季について、久しぶりに一年間けがなく終えられたと振り返っています。

同時に、前年や前々年に痛めた部分の影響がパフォーマンスに出ていた面にも言及しました。

ここが非常に重要です。

2024年や2025年なら、「故障したから一軍で十分投げられなかった」という説明ができます。

しかし2026年は本人が一年を通して大きな故障なく過ごしたと話しているにもかかわらず、一軍登板は14試合でした。

つまり、健康を取り戻すだけでは以前の守護神時代の立場に戻れなかったことになります。

2023年から2026年までの流れは、

  • 2023年:守護神として33セーブ
  • 2024年:左ふくらはぎを故障し、守護神の座から後退
  • 2025年:下半身の状態不良などもあり、年間を通じて投げ切れず
  • 2026年:大きな故障なく過ごしたものの、一軍14試合にとどまる

という形です。

戦力外を考える際、2026年だけを切り取るより、この数年間の流れを見るほうが状況を理解しやすくなります。

3年総額5億5000万円の契約も関係した?

田口麗斗投手については、年俸や複数年契約も検索されやすいポイントです。

2023年に33セーブを挙げた後、田口投手は国内FA権を行使せずヤクルトに残留しました。その際に結んだのが、出来高を含む3年総額5億5000万円の契約でした。

2026年は3年契約の最終年

2023年12月に結んだ契約では、当時の推定年俸が1億7500万円と報じられました。

2025年12月の契約更改でも推定1億7500万円で現状維持となり、2026年は複数年契約の3年目でした。

その最終年に一軍14試合という結果となり、シーズン終盤の9月29日に来季契約を結ばないことが発表されたわけです。

「年俸が高いから戦力外」は確認された事実ではない

ここはネット上で推測が広がりやすいところですが、切り分けが必要です。

田口投手が高額な複数年契約を結んでいたこと、2026年が契約最終年だったことは確認できます。

しかし、ヤクルト球団は、

「年俸が高いため契約しない」

と発表したわけではありません。

田口投手本人は戦力外通告後、近年の成績を踏まえ、今後は金額をどうこう言う立場ではないという趣旨の発言もしています。

この発言からも、本人が今後の契約に対して柔軟な姿勢を持っていることはうかがえます。

ただし、「ヤクルトがコスト削減のために切った」という話とは別です。

契約額と戦力外の因果関係については、球団から説明されていない以上、事実として断定すべきではありません。

田口麗斗は巨人でも戦力外だった?2021年は交換トレード

田口麗斗投手について検索すると、巨人を離れた2021年についても「戦力外だったのでは?」と混同されることがあります。

しかし、2021年の巨人退団と2026年のヤクルト戦力外はまったく異なるものです。巨人時代は戦力外ではなく、正式な交換トレードによる移籍でした。

廣岡大志との1対1の交換トレードだった

2021年3月1日、巨人の田口麗斗投手とヤクルトの廣岡大志内野手による1対1の交換トレードが成立しました。

NPBの公示にも、田口投手は「トレード」でヤクルトへ移ったことが記録されています。廣岡選手は反対にヤクルトから巨人へ移籍しています。

ヤクルト公式サイトでも、廣岡大志選手との交換トレードで田口投手が加入したことを明記しています。

そのため、

  • 2021年の巨人退団=廣岡大志との交換トレード
  • 2026年のヤクルト退団=来季契約を結ばない旨の通告

という違いがあります。

同じ「球団を離れる」という結果でも、意味は大きく異なります。

トレード後にヤクルトでキャリアを再構築した

むしろ田口投手にとって、ヤクルトへのトレードはキャリアの大きな転機になりました。

2021年には先発として100回2/3を投げ、その後リリーフへ転向。

2022年には防御率1.25、2023年には33セーブを挙げています。

巨人では2016年に10勝、2017年に13勝を記録した先発左腕でしたが、ヤクルトでは中継ぎ、そして守護神として別の地位を築きました。

先発とリリーフの双方で一軍実績を残してきた点は、今後の移籍先を探す際にも田口投手の特徴の一つになりそうです。

田口麗斗は引退する?本人は現役続行を希望

戦力外が発表されると、次に気になるのが「このまま引退するのか」という点です。

この点については、2026年9月29日時点では明確です。田口麗斗投手は引退を表明しておらず、現役続行を希望しています。

「野球はもちろん続けます」と現役続行を明言

戦力外通告後、田口投手は現役を続ける意思を示しています。

31歳という年齢を考えても、本人が現役続行を希望すること自体は不思議ではありません。

巨人では先発として2度の二桁勝利。

ヤクルトでは中継ぎとして防御率1点台を記録し、守護神として33セーブ。

一軍通算では381試合に登板し、48勝57敗、44セーブ、69ホールド、防御率3.32という実績があります。

先発、中継ぎ、抑えのすべてを経験している点は、田口投手ならではのキャリアです。

移籍先はまだ決まっていない

一方で、「次はどの球団へ行くのか」については現時点では決まっていません。

戦力外発表当日の段階では本人が現役続行を希望していることまでが報じられており、具体的な獲得球団は発表されていません。

そのため、

「○○が獲得する」
「古巣巨人へ復帰する」
「この球団が本命」

といった話を、正式発表前に事実として扱うのは避ける必要があります。

今後注目したいのは、

  • 他球団から獲得のオファーが届くか
  • 先発・中継ぎ・抑えのどの役割を求められるか
  • どの程度の条件で契約するのか
  • NPBでの現役続行が決まるのか

といった点です。

特に田口投手は、戦力外後のコメントで契約金額に強くこだわる立場ではないという趣旨も語っているため、「野球を続けること」を優先する姿勢がうかがえます。

田口麗斗の戦力外についてよくある疑問

田口麗斗投手の戦力外は、過去の実績が大きいだけに、「なぜ?」以外にもさまざまな疑問が出やすいニュースです。

ここでは、現在確認できる情報と推測を混同しないように整理します。

田口麗斗が戦力外になった理由は何?

ヤクルトは具体的な理由を公表していません。

確認できる事実としては、2023年の50試合・33セーブから、2024年41試合、2025年36試合、2026年14試合へと登板数が減少したこと、2024年と2025年に故障があったこと、2026年が3年契約の最終年だったことなどがあります。

そのため、近年のコンディションと一軍での役割縮小を含む総合的な判断だった可能性を考えることはできますが、球団がそう説明したわけではありません。

防御率3.14なのに戦力外になることはある?

あります。

プロ野球の契約判断は防御率だけでは決まりません。

登板数、投球内容、一軍で任される役割、年齢、選手層、今後の編成など、多くの要素があります。

田口投手の場合、2026年の防御率は3.14でしたが、一軍登板は14試合、ホールドは1でした。14回1/3で19安打を許しており、防御率だけでは見えにくい部分もあります。

ただし球団の詳細な判断基準は公表されていないため、「この数字が原因」と特定することはできません。

2026年はけがをしていた?

田口投手自身は戦力外通告後、2026年については久しぶりに一年間けがなくシーズンを終えたと説明しています。

一方で、2024年と2025年に痛めた箇所の影響がパフォーマンスに出ていた部分があったとも振り返っています。

2026年の登板数減少を「今年のけが」だけで説明することはできないということです。

年俸1億7500万円だから戦力外になった?

推定年俸1億7500万円だったことは報じられていますが、それを戦力外の直接的理由とする公式説明はありません。

3年契約の最終年に一軍登板が14試合まで減ったという事実はあります。

しかし、「高年俸だったことが原因」と断定するのは推測になります。

田口麗斗は巨人に戻る?

2026年9月29日時点で巨人復帰が決まったという発表はありません。

田口投手は巨人でプロ生活を始め、2016年に10勝、2017年に13勝を挙げていますが、2021年に廣岡大志選手との交換トレードでヤクルトへ移籍しました。

古巣という関係から巨人復帰を想像する人はいるでしょうが、正式な獲得情報が出るまでは予想と事実を分ける必要があります。

田口麗斗は引退する?

現時点では引退しません。

本人が現役続行を希望しています。

今後、他球団からのオファーなどによって状況が変わる可能性があるため、次の所属先については続報を待つ必要があります。

田口麗斗の戦力外は「防御率3.14」だけでは説明できない

田口麗斗投手は2026年9月29日、東京ヤクルトスワローズから来季契約を結ばない旨を正式に通告されました。

そのため、「田口麗斗は戦力外なの?」という疑問については、現在は実際に戦力外通告を受けたというのが答えです。

一方、「なぜ戦力外になったのか」については、球団が具体的な理由を公表していないため、一つの原因に決めつけることはできません。

ただ、ここ数年間を追うと状況はかなり見えやすくなります。

2023年には50試合で33セーブ、防御率1.86を記録し、国内FA権を行使せずヤクルトに残留。3年総額5億5000万円の契約を結びました。

ところが2024年には左ふくらはぎを故障し、41試合、7セーブ。

2025年も下半身のコンディション不良を経験し、36試合、0セーブ。

そして3年契約最終年の2026年は、大きな故障なく過ごしたものの一軍では14試合、1ホールド、防御率3.14にとどまりました。

二軍では20試合、防御率2.79だったため、「完全に投げられなくなった」「二軍でも通用しなかった」と説明するのも正確ではありません。

今回の戦力外を理解するうえで重要なのは、単年度の防御率よりも、守護神だった2023年から一軍での登板数と役割が年々縮小していった流れでしょう。

さらに2024年、2025年と故障が続き、田口投手自身も過去に痛めた箇所の影響がパフォーマンスに出ていた部分があったと話しています。

つまり、「防御率3.14なのになぜ戦力外?」への答えは、防御率だけでは判断できず、数年間にわたる役割の変化、登板機会の減少、故障による影響、そして複数年契約が終了するタイミングまで含めて見る必要があるということになります。

そして田口麗斗投手のプロ野球人生は、まだ終わったわけではありません。

巨人では先発として2年連続2桁勝利、ヤクルトではリリーフへ転向して33セーブ。先発、中継ぎ、抑えのすべてを経験してきた左腕は、戦力外通告を受けた現在も現役続行を希望しています。

今後は「戦力外になった理由」と同時に、どの球団が田口麗斗投手を獲得するのか、どのような役割で現役を続けるのかにも注目が集まりそうです。

タイトルとURLをコピーしました