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藤平尚真はなぜWBC2026代表に選ばれた?何がすごいのかを球質・役割・成績で徹底解説

藤平尚真はなぜWBC2026代表に選ばれた?何がすごいのかを球質・役割・成績で徹底解説 スポーツ

藤平尚真がWBC2026の侍ジャパンに追加選出された理由は、「球が速いから」だけでは説明できません。

国際試合で空振りを奪える球質、僅差を任せられる勝ちパの適性、そしてNPB成績と指標の裏付けが揃っていたからです。

本記事ではストレート/フォークを軸にした武器の正体、代表での役割、数字の見方までを順番に整理します。

藤平尚真がWBC2026代表として評価された3つの理由

藤平尚真がWBC2026の侍ジャパンに追加選出されたのは、欠員補充という事情だけでなく「短期決戦で勝てるリリーフ像」に合致していたからです。

侍ジャパン公式発表では、平良海馬の出場辞退に伴い藤平が追加選出されたことが明記されています。

① 球質が国際試合向き(空振りが取れる・打たれにくい)

国際試合では、守備や環境の変化があっても「三振で終わらせられる投手」が強いです。

藤平はNPB公式成績ベースで奪三振が多く、2025年は59回2/3で66奪三振を記録しています。

さらに被安打が59回2/3で45本と少なく、ゾーン内で勝負しながらも大崩れしにくい内容になっています。

球種の中心がストレートとフォークに寄っている点も特徴で、少ない武器で強く押し切る投球設計は短期決戦の再現性と相性が良いです。

② 役割適性が高い(僅差の中継ぎ〜セットアッパー対応)

代表ブルペンで最も価値が高いのは、リードを守る終盤の高レバレッジを任せられる投手です。

藤平はNPB公式成績で2025年に21ホールドと12セーブを記録しており、8回も9回も担える運用実績があります。

固定の「抑え」だけではなく、試合状況に合わせて7〜9回を動かせる投手は、短期決戦で起用の幅を広げます。

実際に球団公式の発表でも、代表で任された役割を全力で果たす意欲が示されています。

③ 成績が裏付け(指標と内容が噛み合っている)

代表選考は印象だけではなく、シーズンを通した安定性が重要です。

藤平はNPB公式成績で2025年に62登板して防御率2.11を記録しており、登板数と質が両立しています。

さらに2024年も47登板で防御率1.75と、複数年で高水準のリリーフ成績を残しています。

この「継続して抑えた実績」があるからこそ、代表の勝ちパターンに組み込みやすい投手として評価されやすいです。

藤平尚真は何がすごい?まず押さえたい特徴

藤平尚真の凄さは、武器がはっきりしていて再現性が高いところにあります。

リリーフ転向後はストレートとフォークに軸足を置き、この2球種が投球の大半を占める設計になっています。

ストレートで押せる投手は希少

リリーフで勝ち切るためには、ゾーンで勝負しても押し負けないストレートが必要です。

藤平はリリーフに専念したことで、ストレートの平均球速が前年より大きく上がったとデータで示されています。

また投球全体でもストレート比率を高め、まず直球で主導権を握る形に寄せています。

追い込んだ後でもストレート主体の配球が崩れにくい点は、直球に自信がある証拠です。

球速だけでなく“伸び・回転・高さ”で勝負できる

「速いだけの直球」は国際試合では見切られることがあります。

藤平のストレートは、打者が基本的に直球を強く意識せざるを得ない投球の組み立てとセットで効いています。

実例として、強打者からストレートで三者連続三振を奪った試合が取り上げられており、直球で空振りを取れることが強みです。

変化球でカウントも奪えて決め球にもなる

藤平の変化球の中心はフォークです。

投球の大半をストレートとフォークで占めることで、迷いが減り、短期決戦でも武器の再現性が上がります。

フォークは落として空振りを狙うだけではなく、ストライクゾーンにも投げ込める使い方が特徴です。

追い込む前でもフォークでストライクを取りやすいことが示されており、カウント作りにも使えるのが強みです。

さらにフォークの奪空振り率が高いというデータもあり、決め球としても機能しています。

同じ腕の振りで強弱を作れるのが強み

直球を見せながらフォークを同じ軌道感で混ぜられると、打者は「速球待ち」のまま対応を迫られます。

その結果として、フォークをゾーンに入れても見送られてストライクになりやすい場面が生まれます。

ストレートで押しながらフォークで整えて落とす流れは、1イニングを取り切るリリーフに向いた形です。

メンタル・間合いが崩れにくい(短期決戦向き)

短期決戦では、制球や球威と同じくらい「場面の重さに飲まれないこと」が重要です。

藤平は国際大会でも要所での登板経験が語られており、ピンチでも表情を変えずに三振で締める場面が紹介されています。

また侍ジャパンの指揮官から投球スタイルの気迫を評価されたという報道もあり、強い場面で腕を振れる投手として見られています。

球団公式コメントでも任された役割で全力を尽くす意思が示されており、起用に応える姿勢が伝わります。

球質分析:藤平尚真の武器はどこにある?

藤平尚真の球質を一言でまとめるなら「ストレートで主導権を取りフォークで終わらせる設計」です。

パ・リーグの分析ではストレートとフォークの2球種で全投球の約95%を占めると整理されています。

ストレートの球質(強さ・ノビ・被打されにくさ)

藤平のストレートはリリーフ専念で平均球速が大きく上がった点が分かりやすい変化です。

パ・リーグのデータでは平均球速が前年146.9キロから150.6キロまで向上したと示されています。

配球面でもストレート比率を62.0%まで高めたと整理されています。

さらに追い込んだ後もストレート主体の割合がほとんど変わらないことが特徴として挙げられています。

「押し込める直球」を最後まで投げ切れるため打者の読みを固定しやすいです。

高めで空振り/ゾーン内で押し切れる理由

直球が強い投手はボール球で釣らなくてもストライクゾーンで勝負が成立しやすいです。

パ・リーグの事例では2024年9月2日のオリックス戦でストレートだけで3者連続三振を奪った場面が紹介されています。

この手の「ゾーン内で奪える三振」は国際試合で特に価値が上がります。

なぜなら守備や環境の差があっても三振なら結果がブレにくいからです。

決め球の正体:空振りを取れる変化球

藤平の決め球はフォークです。

一般的にフォークはボールゾーンに落として空振りを狙う球種です。

一方でパ・リーグの分析では藤平はフォークをストライクゾーンにも多く投じていると説明されています。

特に追い込む前の状況でストライクゾーン投球割合が45.0%と示されています。

さらに奪空振り率は24.6%でリーグ3位の高水準と整理されています。

ストライクも空振りも両方取れるためカウント作りと決め球を同じ球種で回せます。

右打者・左打者それぞれへの有効パターン

代表での組み立ては基本的にストレートで打者の意識を上げさせてからフォークで落とす形が軸になります。

右打者には内角や高めのストレートで差し込みつつフォークを低めに集める設計がはまりやすいです。

左打者にはストレートで詰まらせるコースを見せてからフォークでタイミングを外す狙いが立ちます。

この考え方が成立する前提としてフォークをゾーンに入れても見送られやすいというデータ上の特徴が効いてきます。

コマンド(制球)とゾーン勝負のバランス

制球面は「四球を極端に増やさないこと」が国際試合での安定につながります。

NPB公式成績では2025年は打者238人に対して四球20で三振66です。

この数字を率に直すと四球率は約8.4%で奪三振率は約27.7%です。

同じNPB公式成績で2024年は打者182人に対して四球12で三振58です。

この年の四球率は約6.6%で奪三振率は約31.9%です。

年による波はあっても「三振が取れて四球が暴れない」という土台が続いています。

四球を減らす投球設計と“歩かせない”強み

四球を減らす最短ルートは早いカウントでストライクを確保することです。

パ・リーグの分析ではフォークを追い込む前からストライクゾーンに投げ込めている点が示されています。

結果としてストレートで押しながらフォークでカウントを整える投球が成立しやすくなります。

この組み立ては「最後に際どく外して歩かせる」リスクを下げます。

国際試合で効くポイント

国際大会は審判団や運用によってストライクゾーンの見え方が変わることがあります。

一方でストライクゾーンの定義自体はMLBの説明でもWBSCのルールでも同様に示されています。

またWBCではRawlingsの公式球が大会公式球として販売されています。

環境が変わってもストレートで押してフォークで終わらせる投球は再現性を担保しやすいです。

ボール差・ストライクゾーン差への適応力

適応で重要なのはボール球の空振り頼みにならないことです。

藤平はフォークをストライクゾーンでも使えるというデータ上の特徴があります。

そのため「ゾーンで戦っても形になる」投手として短期決戦で計算しやすいです。

藤平尚真の役割と起用法

代表で求められるのは、終盤の僅差を落とさないための「勝ち切る1イニング」です。

藤平尚真はホールドとセーブの両方を記録しており、終盤の役割を幅広く担える投手です。

想定される起用:7〜8回の勝ちパターン

国際大会は相手の強打者が終盤に固まりやすいです。

そのため7〜8回を安定して任せられる投手が重要です。

藤平は2025年に21ホールドと12セーブを記録しており、7〜9回のどこでも使える実績があります。

セットアッパー向きと言われる理由

セットアッパーは「走者を出しても最後は抑える力」が求められます。

藤平は2025年に62試合へ登板しており、終盤の厳しい場面で投げ続けた運用実績があります。

59回2/3で66奪三振を記録しており、アウトを三振で取り切れる点が終盤向きです。

火消し適性:走者ありでも強みが出るタイプか

走者を背負う場面は、外野フライや内野ゴロでも失点に直結することがあります。

その状況で価値が上がるのは、進塁や偶発を減らせる三振です。

藤平は2025年に66奪三振を記録しており、走者ありの場面でも力で押し切れる根拠になります。

藤平は2025年に被本塁打6本で投球回は59回2/3です。

長打で一気に崩れる展開を抑えやすい点も、短期決戦の火消し候補として見やすい材料です。

ゴロ/三振/フライのうち何でアウトを取りやすいか

藤平の強みは三振でアウトを作りやすいことです。

守備や球場の条件が変わっても、三振は結果がブレにくいです。

そのため代表では「まず三振で流れを切る役」として計算しやすいです。

連投・回跨ぎの可否

短期決戦は日程が詰まりやすく、連投が前提になることがあります。

藤平は2025年に62登板を記録しており、高頻度登板に耐えた実績があります。

藤平の2025年の投球回は59回2/3で、登板数に近いことから基本は1イニング前後の運用が中心です。

代表でも基本は1イニング完結で投入するのが最も再現性を高めやすいです。

回跨ぎは状況次第ですが、常用よりもスポットでの選択肢として持つ形が現実的です。

短期決戦で評価が上がる運用のしやすさ

1イニング完結型の投手は登板準備と交代判断がシンプルです。

そのため打順や点差に合わせて投入しやすいです。

藤平はホールドとセーブの両方を記録しており、固定の役割に縛られない使い方ができます。

抑え候補との比較で見える立ち位置

侍ジャパンの出場予定投手には松井裕樹や大勢など、リリーフとして実績のある投手が含まれています。

その中で藤平は2025年に12セーブを挙げながら21ホールドも記録しています。

この経歴は「抑え固定」よりも「終盤の最も厳しい打順」を任せる運用と相性が良いです。

抑え固定ではなく最強の8回という選択肢

短期決戦では相手の主軸が8回に回る試合が増えます。

8回を抑え切れれば9回の選択肢が広がります。

藤平は2025年に66奪三振を記録しており、8回の一発勝負で強みが出やすいです。

そのため代表では8回の切り札として価値が出る可能性があります。

成績で検証:藤平尚真は数字でも代表級なのか

藤平尚真が代表級かどうかは、防御率だけでなく「登板数」「奪三振」「四球」「被本塁打」の組み合わせで見ると分かりやすいです。

結論としては、2024年と2025年の内容が連続して高水準であり、短期決戦で使いやすい形になっています。

まず見るべき基本成績(登板数・防御率・WHIP)

2024年は47登板で防御率1.75。

2025年は62登板で防御率2.11。

登板数が増えた年でも防御率が大きく崩れていない点が、計算しやすさにつながります。

WHIPは2024年が0.88で、2025年が1.09です。

走者を出しにくい年がすでにあり、許容範囲で回せる年も作れていることが読み取れます。

本当の価値が出る指標(奪三振率・四球率・K/BB)

2024年は46回1/3で58奪三振なので、奪三振率は11.27。

2025年は59回2/3で66奪三振なので、奪三振率は9.96。

リリーフとして「三振で終われる」水準を複数年で示していることが大きいです。

与四球率は2024年が2.33で、2025年が3.02です。

奪三振が多いだけでなく、四球で自滅しにくいレンジに収まっていることが安定感の土台です。

K/BBは2024年が4.83で、2025年が3.30です。

勝ちパターンの投手に求められる「三振が増えるほど四球も増える」課題を、一定の範囲に抑えています。

「三振が取れる中継ぎ」は国際試合で価値が高い

国際試合は守備位置や球場、打球の跳ね方などの条件が変わりやすいです。

その中で三振は、環境の影響を受けにくいアウトとして価値が上がります。

奪三振率が高いリリーバーは、僅差の終盤で「最小のリスクで1イニングを閉じる」役割に向きます。

被打・被本塁打の傾向(打たれ方の質)

2024年は46回1/3で被本塁打4。

2025年は59回2/3で被本塁打6。

1イニング勝負の投手は、被本塁打が増えると失点が一気に増えやすいです。

藤平は複数年で被本塁打を極端に増やしていない点が、短期決戦での運用と噛み合います。

長打を減らせる投球は短期決戦で効く

短期決戦は1点の重みが増えるため、ワンプレーで試合がひっくり返る長打の抑制が重要です。

特に終盤は走者がいる状況で登板しやすく、被本塁打は致命傷になりやすいです。

被本塁打が一定に収まっている投手は、起用のストレスが小さくなります。

対右/対左の分布(プラトーン差)

対右と対左の細かな公式分布は、NPBの個人年度別成績ページでは一覧として掲載されていません。

そのためここでは、まず全体の被打率で「極端に偏っていないか」を確認します。

被打率は2024年が.180で、2025年が.209です。

全体として打たれにくいレンジに収まっているため、ワンポイント専用ではなく1イニングを任せやすい土台があると整理できます。

ワンポイントではなく“1イニング任せられる”か

代表の勝ちパターンでは、左右で継投を細切れにしすぎると投手消耗が早くなります。

1人で1イニングを閉じられる投手は、継投の自由度を上げます。

藤平は登板数が多い年でも被打率とWHIPが大きく崩れておらず、1イニング完結の適性を数字面でも示しています。

直近の成績推移:いつ伸びた?何が変わった?

転機として分かりやすいのは、2023年から2024年にかけて成績が大きく改善した点です。

2023年は防御率4.44でしたが、2024年は防御率1.75まで下がっています。

この時期の特徴として、ストレートとフォークを軸にした投球設計が強調されています。

またリリーフ専念後に平均球速が上がったことや、球種配分がより明確になったことがデータで示されています。

「武器を絞って強度を上げる」変化が、成績の改善と直結した形です。

なぜWBC日本代表に選ばれたのか代表選考の観点で整理

藤平尚真が「なぜ代表なのか」を整理するには、代表選考で重視される観点を先に押さえるのが近道です。

侍ジャパンは公式発表で出場選手の変更を告知しており、平良海馬の辞退に伴って藤平が追加選出されています。

つまり「代表の穴を埋める」だけでなく、その穴に合う能力がある投手として選ばれたと捉えるのが自然です。

選考で重視されるポイント(短期決戦・適応・再現性)

WBCは短期決戦なので、投手は「一発勝負で再現できる強み」を優先して評価されやすいです。

特にリリーフでは、球種が多いことよりも「武器が明確で迷いが出にくい」ことが強みになります。

またWBCでは投球数や登板間隔に関する運用ルールが示されており、起用はシーズンより制約が強いです。

MLBの大会解説では、1試合で50球以上投げた投手は最低4日の休養が必要で、30球以上でも休養日が必要になる旨が説明されています。

この条件だと、四球やファウルで球数が増える投手より、少ない球数で1イニングを締められる投手が有利です。

代表ブルペンに必要な“属性”と藤平尚真の一致

代表ブルペンで価値が高いのは、終盤の僅差で「失点しない確率」を上げられる投手です。

失点しない確率を上げる最大の要素は、三振でアウトを取れて、四球で自滅しにくいことです。

藤平はNPB公式成績で複数年にわたって奪三振が多く、勝ちパターンの登板を任されてきました。

さらにホールドとセーブの両方を記録しており、8回固定でも9回固定でもない柔軟な起用に適応しやすいです。

球威/空振り/ゾーン勝負/連投耐性

球威は、国際舞台で初見の打者に対してもストライクゾーンで押し切るための土台です。

空振りが取れることは、走者が出た場面でも最小リスクでアウトを積める点で重要です。

ゾーン勝負が成立することは、球数管理の面でWBCの運用ルールと相性が良いです。

連投耐性は「連投できるか」だけではなく「良い状態を保ったまま間隔を調整できるか」という意味でも重要です。

実際に井端監督がリリーフの登板間隔を意識して起用する考えを示した報道もあり、状態管理を前提にした運用が想定されます。

懸念点も確認:課題が出るとしたらどこ?

強みが明確な投手ほど、課題も「強みが崩れた時」に集中しやすいです。

藤平の場合は、制球の波が出て四球が増えると、球数がかさんでWBCの運用上の制約に触れやすくなります。

また球種がストレートとフォーク中心の設計なので、当日のフォークの落ち方が合わない日は修正力が問われます。

被本塁打はリリーフにとって致命傷になりやすく、短期決戦では一度の被弾がそのまま敗戦につながることがあります。

ただし代表選考は「課題がない投手」ではなく「課題が出ても勝ち筋が残る投手」を取りにいく判断になりやすいです。

藤平は三振で局面を断ち切れる土台があり、その点が課題を上回る評価につながったと整理できます。

他投手と比較:藤平尚真が選ばれた決め手

侍ジャパンの投手陣には、役割がはっきり分かれる複数タイプのリリーバーが並んでいます。

その中で藤平尚真が加わった意味は、「似たタイプがいるのに、なぜ藤平なのか」を見ると理解しやすいです。

同タイプの剛腕リリーバーとの違い

代表投手には大勢のような剛腕リリーバーも含まれています。

2025年のNPB公式成績では、大勢は62登板で59回2/3を投げ、46ホールドポイントを記録しています。

同じく2025年のNPB公式成績では、藤平も62登板で59回2/3を投げています。

ただし藤平は21ホールドに加えて12セーブを記録しており、同じ勝ちパでも「最後を任される側」の実績が強いです。

この「8回も9回も担える」実績が、短期決戦での起用幅を広げる決め手になりやすいです。

「速い」だけでなく“打ち取り方”があるか

剛腕型でも、ただ速いだけだと国際舞台では対応される場面があります。

藤平はストレートとフォークを軸に投球を組み立てるタイプだとデータ解説で整理されています。

武器を絞っている分、登板ごとの迷いが減りやすく、短期決戦でも再現しやすいです。

さらにフォークをストライクゾーンでも使えるという点が示されており、「ゾーンで勝負して終わらせる」形を作りやすいです。

変化球型リリーバーとの違い

代表には、安定してホールドを積むタイプとして松本裕樹のような投手も入っています。

2025年のNPB公式成績では、松本は51登板で防御率1.07、39ホールドを記録しています。

一方で藤平は、同じく2025年のNPB公式成績で12セーブを記録しており、「リードを守り切る最後の1イニング」まで担当した経験がより濃いです。

短期決戦では、抑え固定だけでなく「最も危ない打順を誰で切るか」が勝敗を分けます。

その局面で、ホールド型とセーブ型を行き来できる藤平は、運用面の価値が上がります。

国際試合で四球を出さない価値

WBCは投球数と休養に関するルールが明示されており、球数が増えると起用計画が一気に難しくなります。

そのため、四球で球数を増やす投手より、ゾーンで勝負して短い球数で終わらせられる投手が有利になりやすいです。

藤平はストレート主体でも押し切りやすく、フォークをストライクとしても使える設計が示されています。

この構造は、国際試合での「球数管理」と相性が良いです。

左の強打者対策としての使い勝手

代表投手には左腕の松井裕樹も含まれており、左右の選択肢は確保されています。

そのうえで藤平がいると、左打者が続く打順でも右腕で強いボールをゾーンに投げ込み、フォークで縦に落として勝負する選択肢が増えます。

短期決戦は継投が細切れになりやすいので、左右の都合だけで投手を替え続けると人数が足りなくなります。

1イニングを任せやすい右腕として藤平が加わることは、左の強打者対策でも「継投の節約」につながります。

WBC2026での勝ち筋:藤平尚真の最適な使い方

藤平尚真の強みは「直球で主導権を取りフォークで終わらせる」型がはっきりしていることです。

そのため代表では、勝ちパターンの中でも最も難しい局面を短い球数で切り抜ける役割が最適になります。

ここからは公式に示されている投手起用ルールを前提に、現実的な運用案として整理します。

理想の登板シーン(点差・打順・走者状況)

理想は同点か1点リードの7回から8回です。

理由は、試合の山場がこの回に来やすく、主軸に回る確率が高いからです。

藤平は三振でアウトを取れるため、走者がいる場面でも得点期待値を下げやすいです。

特に一死二塁や一死一三塁のように、外野フライでも失点が動く局面で価値が上がります。

また先頭打者を出した直後の「ここで流れを切りたい」場面にも向いています。

逆に3点以上のリードでセーフティにいく場面より、1点を守り切る場面で優先度が上がります。

大会序盤は相手打線の情報が少ないため、武器が明確な投手ほど一発勝負で強みを出しやすいです。

相性が良い捕手・守備配置(配球と守りの設計)

侍ジャパンの出場予定選手一覧では、捕手として若月健矢、坂本誠志郎、中村悠平が掲載されています。

藤平の配球は直球とフォークが軸なので、捕手側には「高めの直球」と「低めのフォーク」を同じ見え方で並べる組み立てが求められます。

直球でストライクを取りにいける回は、フォークを決め球として最大化しやすいです。

フォークの落ちが浅い回は、直球でカウントを作ってから無理に空振りを狙いすぎない判断が重要です。

守備面では、三振で終わる割合が高い投手ほど守備の影響を受けにくいです。

一方でインプレーになった時の一打が致命傷になりやすいのも短期決戦です。

そのため終盤の起用では、二遊間の守備力を優先した布陣で「単打を最小化する」設計が噛み合います。

短期決戦で成績を最大化する運用プラン

WBCは投球数と休養に関するルールが示されているため、1試合での球数が次戦以降の可用性に直結します。

MLBの大会解説では、1試合で50球以上を投げると最低4日休養が必要とされています。

同じ解説では、30球以上でも休養が必要になる旨が説明されています。

したがって藤平は、基本を1イニング完結にして、球数を20球前後に収める運用が最も計算しやすいです。

三者凡退で終わらせられる日は、翌日以降も投入しやすくなります。

四球や粘られて球数が増えた日は、無理に回跨ぎさせず、次の投手へ切り替える方が大会全体の勝率に効きます。

連投管理/回跨ぎ判断/調子の見極め

連投は「投げられるか」より「翌日に同じ質を出せるか」で判断するのが現実的です。

シーズンで登板数が多い投手でも、短期決戦は登板間隔が急に詰まるため、質の維持が難しくなります。

回跨ぎは、先頭を抑えてから次の回の先頭打者までを短い球数で取れる時にだけ選択肢になります。

フォークの落ち方が良い日は、決め球が早く決まるため球数が減りやすいです。

逆にフォークが抜けたり高く浮いたりする日は、直球で押し切る比率を上げつつ、早めの継投判断を前提にした方が安全です。

最終的には「最も危ない打順を誰で切るか」という発想で、8回の切り札として置く運用が勝ち筋になります。

よくある疑問(FAQ)

藤平尚真は何がすごい?一言でいうと?

一言でいうと「ストレートで押してフォークで終わらせられるリリーバー」です。

球種を絞って勝負できるので、短期決戦でも迷いが出にくいのが強みです。

2025年は62登板で防御率2.11を記録しており、終盤を任されるだけの安定感も示しています。

WBCで通用する根拠は?

根拠は「三振で終われること」と「球数を増やしにくいこと」です。

2025年は59回2/3で66奪三振を記録しており、1イニングを三振で切れる力があります。

WBCは投球数が増えると休養が必要になるルールが示されているため、短い球数で抑える投手ほど次戦以降も使いやすいです。

その意味で、ストレートとフォークで早い決着を作れる藤平は国際試合の運用と噛み合います。

抑え起用はある?セットアッパーが本命?

結論としては、セットアッパーが最優先になりやすいです。

理由は、短期決戦では「8回に相手の主軸が来る」試合が多く、最も危ない回に最強のカードを置きたいからです。

一方で藤平は2025年に21ホールドだけでなく12セーブも記録しているため、状況次第で9回を任される可能性もあります。

固定の役割に縛られず、打順と点差で最適配置できること自体が代表では価値になります。

成績を見るときの注目ポイントは?

注目は防御率だけではなく、奪三振と四球のバランスです。

2025年は66奪三振に対して四球20で、アウトを三振で増やしつつ自滅を抑えています。

2024年も58奪三振で四球12と、同じ方向性の内容を示しています。

国際試合は失点の大半が「四球からの長打」で動きやすいので、四球が増えないかと被本塁打の増減はセットで確認すると精度が上がります。

まとめ:藤平尚真がWBC2026代表に選ばれた理由

球質・役割・成績が噛み合う“短期決戦向き”のリリーバー

藤平尚真が代表に選ばれた核心は、短期決戦で勝ちやすい条件を複数満たしている点です。

ストレートでゾーンを押せて、フォークで空振りや凡打を取り切れる設計が、国際試合でも再現しやすいです。

さらにホールドとセーブの両方を積み上げた実績があり、7回から9回まで状況に合わせて使える幅があります。

登板数が多い年でも防御率が大きく崩れず、奪三振が確保できていることが「任せやすさ」を裏付けています。

結果として、抑え固定よりも「最も危ない回や打順を切るカード」として価値が立ちやすいです。

代表での期待値と、今後の課題(伸びしろ)

代表での期待値は、同点や1点リードの終盤で流れを切り、次の回へつなぐ役割にあります。

三振で終われる投手は、守備や球場の差に左右されにくく、短期決戦で信頼が置かれやすいです。

一方で課題は、フォークの精度が揺れた日の球数増加と、四球が重なった時の運用難です。

もう一段上を目指すなら、フォークが決まらない日の代替プランを明確にし、カウント作りの安定度を上げることが伸びしろになります。

この記事を読んだ後は、登板ごとに奪三振と四球のバランス、そしてフォークのストライク率がどう動いたかを追うと理解が深まります。

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